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2009/1/5 月曜日

(blog)木造の原点 伊勢神宮

Filed under: 遠藤謙一良コラム, 建築 — tomiya @ 13:08:26

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2009年がスタートしました。
あけましておめでとうございます。
新年を迎え、日本建築の原点の1つであります伊勢神宮について記します。
大学で木造建築を教えている事もあり日本の木造建築について歴史的な視点でも調べ
数年前伊勢神宮を訪れました。
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内宮・外宮がありますが両方とも圧倒的な杜の世界です。
杉や桧の巨木が立ち並ぶ中に五十鈴川が流れ、
奥深くに特徴的な掘立て柱に持ち上げられた茅葺きの唯一神明造の
簡素で力強い正殿が建っている。
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もっとも全景は木塀に遮られ、全てをみることができません。
今から1300年以上も前に建てられ、それ以来20年に一度、
全く新しく建て替える式年遷宮で再生を繰り返し、
古くからの伝統を常に新しく再生して伝え続けています。
縄文から続く柱を地面から突き上げる形にこだわり、
森の生命力と呼応し大きな屋根が持ち上げられる。
自然と環境と一体となる壁のない屋根で領域をつくり、
清らかで瑞々しい浄の思考。
そこには五感を研ぎ澄ましてきた日本人の空間の原点があります。
木造は森、そして生命力溢れる日本の環境が創り上げた事がわかります。
再生可能な木造に確かな技術と思考を持つ事で木造のこれからの可能性を考えたいと思います。

(遠藤 謙一良)

2009/1/1 木曜日

(news)メディア掲載情報  リプラン北海道版vol83 2009夏秋号 / 北海道の注文住宅  (2008年12月23日発売号)/住まいnet北海道 WINTER&SPRING2008-2009

Filed under: メディア掲載情報 — tomiya @ 13:43:33

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札促社刊 リプラン北海道版vol83 2009夏秋号 「小別沢atelierS

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リクルート社刊 北海道の注文住宅  (2008年12月23日発売号)
「家と子供の幸せな関係」特集「7STEPS

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D-NET社刊 住まいnet北海道 WINTER&SPRING2008-2009
「くらしの真ん中にバスタイム」特集 「宮ヶ丘スパイラルコート

 

年末に上記3誌に当事務所の建物が掲載されています。

書店・コンビニにて販売されておりますので、お立ち寄りの際にはぜひご覧くださいませ。

2008/12/30 火曜日

(blog)2008年 WORKS

Filed under: 遠藤謙一良コラム — tomiya @ 11:52:22

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2008年は公私共に様々な仕事がありました。
仕事では、帯広・旭川・ニセコ・小樽・札幌と広いエリアで仕事をすることができました。
住宅では宮ヶ丘スパイラルコートで周辺環境から考えた中庭を廻り3層にわたって回遊する
プランを考えましたが、中庭を通して小さな空間が繋がり、生活を通して、一日あるいは1年の
時間の中で感じる時空間を設計する事が主なテーマとなりました。光や風景がやわらかく変化する
中庭を巡り、視覚をはじめ五感で感じる質に、時間が重なる事でその家のあるいはその空間に圧倒的で
独特の密度と質感が人々に身体的に感じ共通する世界。

青葉町の家でも1人の人間が光や庭の風景に心地良さを感じながらいかに充実して快適に生活できるかを
精神と空間の関係で考えました。
傾斜する大きな屋根型の天井に覆われた一つ屋根のもとで、用途として必要な室が半階ごとスキップして
繋がりつつ、障子や室内で時に開かれ時に閉ざされる空間です。
これは1人の住む人にとって季節や天候・時間によって感じられる心の変化と空間の関係が大切と考えたからです。

日中の開放的な時間からプライベートな個の空間へと変化します。
大きな屋根が様々な状況を受け止め、安心感の中に家として強いアイデンティティーと質感を
時空間として感じられる家を目指しました。
2作品に共通する事は、建築を構成する形である屋根や壁によって光や環境として最良の位置を考え、
最も大切な事は人間が空間を1日あるいは1年の時間の中で感じ蓄積される事が当たり前の事ですが、
快適であったり、自分自身の一部として家を感じる事とそれがある確かな密度と質を伴った空間になる事を考える事でした。
歯科クリニックも4件竣工しました。
いつも心掛けている事は、機能性が高く将来に渡る、メンテナンス性の良さを持ち、なによりも来院される方々に、
快適で魅力的な空間を創る事です。
クリニックとしての品性を備えた中でいかに人々に響く場所性を持った空間を創るかが、結果として大切なテーマとなりました。

また所属する日本建築家協会北海道支部幹事長として、全国大会の東北大会への参加やまとめ、札幌以外の各地区メンバーの
作品発表会の企画。また、次代を荷う若手JIA建築家の意見交換会の企画、他に日本建築学会との共同企画セミナーの開催、支部総会、定例会の運営と手塚貴晴氏のフォーラムの司会、年末には環境コンペの企画実施を実行、地域間との格差を縮め、特に若手との交流会を含め全メンバーに有意義な日本建築家協会を目指して私なりに活動しました。
私的には日本建築学会の作品選考委員として現地審査や作品選考に参加させて頂き、
作品の本質を考え評価する難しさと意義を考えた大切な機会でした。
また、小樽の坂牛邸の保存活動をスタートし、NPO小樽ワークスの活動を多くの方々とスタートし、
清掃、雪囲い、駒木先生による建物調査や会則の製作、勉強会、ミーティング、角先生による
「建築家田上義也の世界」のセミナーなど、建築文化の保存の難しさと参加する人々と共有する楽しさなど
新鮮で新しい力を感じる有意義な1年でした。
6月のサミット、年末のアメリカに端を発し、自動車等の製造業、建設業と大きな経済不安が起きています。
とりあえず消費主導型のアメリカ型の体制が難しく、一方で自然の環境を考慮し生かした建築が大切な事は十分理解できます。
私も環境セミナーや技術力をつけ、冒頭に記しました建築空間としての場所性と地域性を回復し、人々にとって全身を使った、
感じる日本人が長い年月で培った質感高い空間をつくり、環境的視点と確かな尺度を持つ事が2009年からのテーマです。
それでは良いお年をお迎え下さいませ。

(遠藤 謙一良)

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(blog)小樽坂牛邸再生・保存~NPO小樽ワークスの1年を振り返る

Filed under: NPOの保存活動, 遠藤謙一良コラム — tomiya @ 11:51:35

2年半前に小樽の坂牛邸(1927年建築家田上義也設計)をケーキを中心としたカフェにする企画をまとめる依頼がきまして、数ヶ月でまとめあげましたが同時に建築も現状保存が希望で店舗の収支で坂牛邸を保存するのは無理と判断しました。
よくよくお話しを伺うと坂牛家としては何かと坂牛邸を保存する方法を数年模索しており、カフェもその中の1つの可能性でした。
その後、何社かの食に関わる企業が見学したり建築関連の財団が訪ねたりと様々なお話しの中で1企業に委ねるある種の気軽さと危険性も見えてきました。
半年以上関わった中で景観的美しさも十分理解しここで安易な選択をする事は当面保存できても数年で跡形もなく解体される事を想像できました。
このプロセスの中で原形のまま保存・再生する事が坂牛邸や景観、しいては小樽市にとって最も良い選択であるという考えに至りました。
具体的に保存を考える中で保存実績のあった東田さんと出会い1年半位前からNPOの立ち上げを計画し、個人の力で再生・保存する事を模索してきました。
その間、坂牛家の方々と十分お話し合いを重ね、ご理解いただきました。
2008年5月14日に小樽運河プラザで「これからの坂牛邸を考える」フォーラムを100人を超える参加者の中で開催しました。
その後「NPO小樽ワークス」を立ち上げ参加メンバーを募集しながら月2~3回のミーティングを重ね坂牛邸の清掃・雪囲い・除雪を行い、また駒木先生による実測調査、また角先生による「建築家田上義也の世界1・2・3」のセミナーやNPOやコミュニティレストランについてのセミナーを企画運営していました。
12月にはNPOの会則もできあがり2009年から活動していく基礎が試行錯誤の中から見えてきました。
2009年1月13日(火)には角先生による最後の「建築家田上義也の世界 3 」が19時から坂牛邸で開催されますので興味のある方は気軽に参加下さい。
また2月15日前後に全道で建築保存再生しているNPOメンバーのフォーラムを小樽で企画しております。
1年を振り返りますと建築文化の大切さや良さを望みました。
理解している人達と出会い、また共に活動できた事が新鮮で貴重な時間でした。
メンバーを含め協力いただいた多くの方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。
北海道の基幹産業は今や農業を除いて観光が一位となりました。
現在、海外から年間700万人の旅行者がいますが2020年には2000万人と今の3倍の旅行者を予想しています。
小樽には幸い近代の歴史的建造物が日本でも有数に残る街です。
今は寿司とガラスと運河の3点の点でステレオ化したイメージで観光のポイントとしていますが、
旅行者のリピーターや海外で本物の都市を見てきた人々には薄っぺらく魅力的でありません。
歴史的建造物を生かし、過去と現在と未来の時間軸をしっかり感じる都市環境が求められており必要とされます。
その為には有形無形の文化を見直し安易に商業化しない本質的な小樽の魅力を考える良い時期にいていると思います。
NPO小樽ワークスでその一端を荷いたいと夢見て活動しております。

(遠藤 謙一良)

2008/12/28 日曜日

(blog)ヒートテックと建築

Filed under: 遠藤謙一良コラム, 環境, 建築 — tomiya @ 16:29:49

衣料メーカーUNIQLOから東レと共同で開発した”発熱する素材”のヒートテックによる

 インターウェアーが発売されました。仕組みは、生地を構成する糸の断面が丸型と星型の

2種類あって星型の隙間に空気層をつくり断熱するつくりです。アウトドアウェアの素材で

防水性と透湿性を同時に兼ね備えた素材でゴアテックスがありますが、ゴアテックスと

ヒートテックは建築の構成要素の防風シートタイベックと断熱材の関係と同じです。

ゴアテックスとタイベックは水滴の侵入を防ぎ水蒸気を外に排出しヒートテックと断熱材

(フォームポリエチレン・グラスウール)は空気を素材の間に取り入れる事で熱の伝達を

防ぎます。素材やテクノロジーが進化する事で内部と外部の活動領域は変化し、よりアク

ティブに将来的には服が建築に近づいていくことを予感させます。素材・機能・技術と常に

先端をいくアウトドアウェアの世界は美しく、ファッションの世界に性差を越えた新しい価値

観をつくっていくと思います。

エネルギーを使わずに人間の活動領域を拡げるアウターの世界のように建築も自然と対

峙した中でエネルギー負荷が少なく生活や人間の活動に新しい自由度が拡がる空間の

世界が求められています。

2008/12/26 金曜日

(blog)建築家 田上義也の世界

12月22日(月)の小樽坂牛邸コミュニティー再生事業 北大の角教授をゲストに迎え、
「建築家田上義也の世界その2」のセミナーが開催されました。

1930年代以降の作品の紹介で、
80年位前の北海道で果敢に建築を造り続けた歴史が紹介されました。
18人の参加でセミナー後は坂牛家から差しいれて頂いた、
忍路のエヴ・ヴィヴのシュトーレンと小樽トーイズのシュークリームをおいしく頂きました。
最終回第3回は1月13日(火)に開催されますので興味のある方は是非参加下さい。
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(遠藤 謙一良)

2008/12/25 木曜日

(news)掲載情報 住まいnet北海道 WINTER&SPRING2008-2009

Filed under: メディア掲載情報, お知らせ — tomiya @ 14:37:38

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D-NET社刊 住まいnet北海道 WINTER&SPRING2008-2009、

「くらしの真ん中にバスタイム」特集に、 「宮ヶ丘スパイラルコート」の洞窟のような浴室が6ページに渡って紹介されています。

全道のおもな書店と道南エリアを除くローソンで販売中です。是非ご覧下さい。

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2008/12/18 木曜日

(blog)エゾオオカミ物語

Filed under: 遠藤謙一良コラム, 環境 — tomiya @ 21:12:37

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旭山動物園に25年も勤務していた絵本作家
あべ弘士さんの「エゾオオカミ物語」が出版されました。
今年は旭山動物園に”オオカミの森”が出来、話題となりました。
かつて北海道に120年前まで大陸系の大型のエゾオオカミが存在した事。
厳しい自然の中で餌となる鹿が不足した事と、内地人が開拓の名の元に捕え、
最終的に絶滅してしまった事。

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その点も考えてほしいとオオカミの森の横にエゾシカ舎を設けました。
絵本はオゾオオカミの最後を個性と表情豊かに伝える深いあおいろで
まとめられた大変美しい絵で構成されてます。
もし存在したら肩高80㎝クラスの大型の大変美しいオオカミでした。
一度会ってみたかった動物です。

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(遠藤 謙一良)

2008/12/13 土曜日

(blog)花川 K HOUSE

Filed under: 進行中の計画, お知らせ, 遠藤謙一良コラム, 建築 — tomiya @ 11:12:07

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石狩花川の鉄骨造住宅がスタートしました。
経済寸法・経済スパンを検討し、独立基礎の
ローコスト基礎と構造で計画しました。

柱は125角の細さで、全ての部材を錆びないように、
亜鉛メッキドブ漬けし、現場で組み上げてます。
構造を建上げる建方がスタートし、3日間程で、
ほぼ全景が現れました。
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2階バルコニーのフレームは幅10.92m、高さ3.3mを一体で造り、
クレーンで吊上げてセットしました。
鉄骨造の特徴は木造に比べ、構造の自由度が高く、
開放的で、強度に優れた表現が可能です。

(遠藤 謙一良)

2008/12/12 金曜日

(blog)第28回北海道建築作品発表会

Filed under: 遠藤謙一良コラム, イベント, 建築 — tomiya @ 23:15:44

本日社団法人日本建築学会北海道支部主催の
作品発表会で2作品発表しました。
計35作品の力作が住宅から大規模建築まで
5時間に渡って発表されました。
学生を主に多くの方が参加され、パネラーは
テーマとコンセプトをもとに作品性を問う形の発表になりました。
特に住宅は身近で多くの人に関心の持たれる対象ですが、
本来的に極めて個人的な事が多く、そんな中で最終的にまとめられた
プロセスや技術や考えたコンセプトとそれに従った空間の質が
新しかったり、可能性を感じたり、共感できたり
あるいは社会的なテーマを深く持っていたり、
最近ではエコロジカルで省エネルギーに富んだ性能を
持つ等多様で多彩な内容となります。
改めて、自分やアトリエで向かっているテーマや志向性を考え
確認する貴重な時間でした。

(遠藤 謙一良)

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