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1/15~18、中国、香港へ行きました。

1/15~18まで仕事で初めて香港を訪れました。
訪問した香港島は狭いエリアで海から山へ続く神戸のような敷地、
スケール感ある街でした。
中環エリアはホテルや超高層ビルが建ち並び、ビルの隙間を道路が立体的に走る未来都市のようで、ビルとビルの二階は空中通路で次々とつながり、総長はどの位あるかわかりませんが、札幌駅からすすきのの先まで縦横無尽につながるイメージです。
西洋と東洋がダイナミックに衝突して圧倒的エネルギーと豊かさを生み出していると感じました。半日オフの時間ができたので、30年以上も前に当時ポストモダニズムが語られる中で中国の風水を1Fのオープンスペースで対応し、シンプルで合理的で美しい構造で造ったノーマンフォスター設計の香港上海銀行を訪れました。丁度旧正月を控え、華やかに飾り付けられ、年月が建っても旧さを感じさせない汚れも少ない気品に満ちた建築ではないかと思いました。香港空港も設計しているイギリスの建築家ノーマンフォスターは技術・構造・プラン・コンセプトを一貫した哲学と高いデザイン力で創造する建築家です。


その後、かつて「燃えよドラゴン」で見た香港を探し求めて船で九龍へ渡り、尖沙咀から九龍の近くまで往復ひたすら歩きました。奥に行くほど中国そのものへ変わっていき、いつの間にか通貨が香港ドルから中国元の表示になり、ほぼ100%中国人と旅行者の街になっていました。港から北へ5キロ位(歩いた範囲)、とにかく延々と屋台が連なり、途中中華料理店とお寺、小さな公園があり、あとは平行する3本以上の道にずっとお店が続いていました。うらやましい位、中国そのものの生活と文化、コミュニティがそこにあると感じました。本当に、とにかくお店と人で溢れています。
セブンイレブンもところどころありますが、規模は日本の1/3位。食材市場、衣類市場、家電、時計、金魚店(中国ではやたら多い)、花店がそれぞれ集中しています。


九龍城はもうなく、燃えよドラゴンの小舟ももうありませんでしたが、逞しく伝統を大切にした中国の真の深さに少し触れたような気がしました。
歩き疲れ、中華料理店でエビを水槽で指定して料理してもらいました。
材料代(エビ代)18香港ドル=200円位。安くて美味しかったです。
港では夜景のイルミネーションが音楽に合わせたレーザー照明のショーが行われ、
船で帰り、歩いてピークトラム駅へ行き、ケーブルカーでビクトリアピークに登り、
100万ドルの夜景を楽しみました。


西洋を受け入れ、自身を失わず、人々をダイナミックに楽しませる、
グローバルで地域の新しい形のひとつを見たようです。
行き帰りに読んだ「岡本太郎の仕事論」はそんな中、“生きる事”、“日本”、“創造”について語られ、中国人の強さに何か共通するものを感じました。
それにしても九龍の生き生きとした街は良かった。

遠藤謙一良

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