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沖縄 首里の家

首里城の近くにある木造集落の中の住宅の再生プロジェクトで、62年前に建てられた沖縄伝統の木造住宅の復元プロジェクトです。

全面道路は1.8mで、徒歩のみの集落です。

通路は花や木で飾られ、美しいアプローチを歩いて到着します。

周囲も同様な住まいが残る貴重な環境の中にあります。

沖縄の住宅は現在ほぼコンクリート造(RC造)が主ですが、かつては木造が主でした。

戦争や台風などの環境により大きく変わり、木造の大工が大変少ない状況です。

長い年月で増築が加えられた家を竣工当時のシンプルな形に戻し、水廻りのみ法の許容範囲で増築。

傷んだ構造を修正、構造補強し、内部は木を表しとし、外装に無塗装の杉板と琉球漆喰、塀には一部琉球石灰岩を積み上げ、沖縄の伝統的な家屋の本質を再生し、

一方で、快適に住むための水廻りを一新し、開口部は台風に備え雨戸を設置します。

居間の庭に開く大きな窓は、詳細をつめて地元で製作を進めます。

土地約176㎡の中心に約62㎡の平屋が配置する住まいですが、周囲もほぼ平屋のためか開放感があり、身体に心地よいスケールで、心身が落ち着く快適な空間です。

 

J_R0012853

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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