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大沼の家・エコデザインセミナー

七飯町大沼で住宅がスタートしました。
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↑造成前

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↑地鎮祭時

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↑地鎮祭1週間後

2年前に敷地調査に入りレベル実測し樹木が立ち並ぶ傾斜する約1000坪の敷地の中で最適な場所を選定しました。
ポイントはなるべく道路から離れ四方ブナを含めた豊かな森に囲まれているイメージを生かしまた敷地内までのアクセスが車路としても雪も考慮して可能な環境の選定です。
丁度都合の良い高台の平地が林の中予想され、また敷地のほぼ中心に大木があったので、その大木を室内から感じられる場所を住まいとして計画しました。
先日地鎮祭を取り行いそれに先だち樹木を3度に渡り伐採しました。
ブナも自生しており、なるべく残そうとしましたが、駒ケ岳の火山灰で樹の根が浅い為、安全を考慮して2度目の伐採を行い、先日再度現地確認し、室内からの景観を考慮し、3度目の伐採を行いました。
海外から永住の地として選ばれた敷地からは、徒歩5~10分で湖畔に行ける自然景観が素晴らしい環境で森の中で日々の生活がゆったりと楽しめるLiving、Dining、Kitchinと書斎がそれぞれ森の空間に対峙したモノトーンの森の中のモダンな住いです。
2011年春竣工予定です。
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エコデザインはある工務店の事業プロジェクトに参加し、エコとデザインについて先日お話しする機会を得ました。
パワーポイントでまとめ自分なりに現代の環境的課題と建築の課題について考え化石燃料に頼らない技術を建築全体で考え直す事と縄文より続く循環型のエコロジカルな思想をもう一度学び、特にに自然や森に対する深い精神性に基づく建築文化を再度現代の中で確立する必用がある事をお話ししました。
技術と文化の融合に高いデザイン性と創造力が必要であり、特に北海道では、観光産業を基幹産業とする以上、自然環境や資源と街並や都市・地域のもつ有形無形の美しく確かな文化が地域の魅力を形成する事と考えます。
世界の中でも洗練された自然感を最新の高い技術でエコがベースになる事で住民にとっても旅行者にとっても快適で未来を感じる”場所”になると思います。
もう1人富良野自然塾のフィールドディレクター齋藤典世氏が富良野自然塾でのゴルフ場から森への再生の活動と地球について環境問題を共に考えるセミナーをされ、深い内容に魅了されました。

遠藤 謙一良

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