NEWS & BLOG

EAA-project 富良野 東京大学北海道演習林

9月26日犬飼技官に案内いただき、東大の演習林の見学に行きました。22.755haの広大な森で林分施業法により循環型林業を1958年より実施しています。

今回訪れた森はトドマツ・エゾマツと広葉樹の混交林です。新アトリエ(EAA-project)の木造材を最も美しい樹の1つであるエゾマツでつくりたいと以前より考えており、2年位前から探しておりました。探した結果、現在流通としてエゾマツが出ておらず、トドマツと混材しているのがわかりました。手を尽くして探し、ようやくいきあたったのが東大演習林から再材整備で不定期に出荷された数10本のエゾマツがある事がわかり、昨年伐採された原木を確認し、ようやくアトリエ新築の計画がスタートしました。今回アトリエに使うエゾマツを昨年伐採した森にも訪れる事ができ、木造建築の原点を確認でき、気持を新たにする事が出来ました。エゾマツはトウヒ属でピアノ・ヴァイオリンにも使われる大変美しい北海道の原種です。アトリエには同じ森に育ち100年以上前に植林されたドイツトウヒも使用する事が出来ました。北海道の森は、一見樹木が豊富ですが、エゾマツを含め森の環境には林業の大きな力が必要なことを知りました。移動中何度も美しいエゾ鹿に出会う貴重な1日になりました。

カテゴリー
最近の記事
アーカイブ