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構造家 川口 衛 先生

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6月16日に構造家 川口 衛 先生の講演に参加しました。
日本建築家協会北海道支部長 豊嶋さんのアトリエKBで行われ、
オリンピックの構造について2時間以上のセミナーでした。
川口先生は日本を代表する構造家の1人でバルセロナオリンピックのホールを設計され、
若い頃には丹下健三氏の代々木屋内総合競技場の構造を
3次曲面の当時、最も難しい吊構造を、そろばんと計算尺などでまとめられたそうです。
日本の現代建築で最も美しく素晴らしい、また力強い建築です。
30分の1のコンクリートと鉄で造った4m位もある構造模型の写真は迫力とエネルギーに満ち溢れていました。
時代の勢いもありますが、未だ超えられない建築の本質を感じました。
川口先生は非常に明晰で自然体の方で、講演後の民謡も自然体で歌われ
全てを楽しまれておりました。
建築の想像力を非常に明快に合理化する構造の大切さを痛感しました。

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札幌中央区の現場もサッシュが入り仕上の段階となりました。

6月24日18時より北海道大学大学院工学研究科 繪内先生のセミナーを
札幌内田洋行U-calaで行います。
省エネについての環境建築のお話ですので是非ご自由にご参加下さい。

(遠藤謙一良)

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