小樽市の海を望む丘の上に66㎡(約20坪)の小住宅が竣工しました。
北面に石狩湾と小樽の港を望む恵まれたロケーションで、居間から、和室から、主寝室から、キッチンから、浴室から、様々な高さの室から海を眺め楽しむ住まいです。
片流れの傾斜屋根が内部空間に反映され、吹抜上部に寝室が設けられています。
採光の南の窓と、海への眺望の北の窓は幅を合わせて開けているため、筒のように、海を見ているときは背後に山を感じ、山を見るときは背後に海を感じる意識が気持ちよく通り抜けるように考えています。
ナチュラルのインテリアの中で山と同時に海を感じます。
内装は全面シナベニヤ張としました。材料は工場へ行って規格外の中から色見の近いもの、なるべく美品をスタッフと選定しました。木のムラを柔らかく感じる優しい質感に仕上がりました。
浴室は床に埋め込まれ、目線の位置で海へと開かれています。
(endo)