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コートハウスの可能性の試み(建築家プラザLiv Project2000)

先月の19日20日に札幌ファクトリーのアトリウムで開催された建築家プラザLIVのイベント、その中の企画のひとつ、Project2000。参加する建築家たちによって、ある予算で規定された敷地に架空の家族を想定するものでした。

遠藤建築アトリエは夫婦二人の住まいの提案でした。

総予算2000万円を目指すもので、庭と読書を楽しみ、たまの週末は自宅に友人を招く住まいのテーマで計画しました。

周囲が住宅に囲まれる想定でロの字家型の中庭に開き外部との間を庭として楽しむ住宅です。

プランは南面に光が十分に入る居間とダイニングを設け、右廻りに書斎・寝室・グリーンスペース・浴室が中庭を巡りながらゆっくりとつながります。

床のレベル変化と屋根型の変化によりそれぞれの空間に個性をもたらします。プランの南北にW=2Mの枕木デッキを敷地一杯に敷き込み、素足で歩ける外部を取り入れる事で限られた空間をさまざまなライフスタイルの場に展開できる事を提案します。

南庭ではアプローチに屋根を設ける事で雨をふせぎ、日影をつくりゆったりと庭を楽しみ時にバーベキューやティータイムを楽しめます。

住まいの中のデッキはアウトドアの道具を持ち込んだり、そのまま土足で中庭へも歩けます。

中庭には10㎝くらいの段差をつけ夏に水を張って水盤のすずしさを楽しめます。

北側は外部の作業スペースで庭作業の準備・日曜大工のスペースです。北の住まいの可能性を考えた住まいの提案です。

 

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