小樽商工会議所とNPO小樽ワークスが小樽の歴史的建造物を活用した新観光創出事業実行委員会を結成し、
小樽の観光促進を目指して日本商工会議所平成24年度地域力活用新事業∞全国展開プロジェクトの一つとして助成を受け、
小樽の歴史的建造物の魅力を紹介するガイドブック“歴史的建造物の街小樽”をまとめました。
現在、小樽は歴史的建造物をはじめとした近代遺産が多く遺っておりますが活用されず未利用の建物も多くなっております。
近代化の歴史の中で創り上げられた建築は、歴史そのものであり、
今回改めて日本の近代化の中にあった小樽の歴史と建築についてまとめる事で、
それぞれの建築が個々の物語と時代の流れの中にあったことを再認識することができました。
ガイドブックでは、現在小樽市が指定する歴史的建造物をこの機会に建築写真作品としてまとめ、
建築そのものに光を当てることで建築の物語が重なった小樽固有の街並みである事を伝え、
小樽を訪れる方々に、過去と現在・未来が感じられる質の高い時間と空間を体験頂き、
新たな視点からより一層の環境創造と観光促進につながることを願っております。
また、建築写真としてしっかり記録し表現する事も、小樽観光に厚みを加える事と考えております。
巻頭に駒本先生による”小樽の建築物を巡ろう”は小樽の歴史と時代と建築が活き活きと伝わる内容となっています。
またテキストはNPO小樽ワークスメンバーで歴史家の原朋教氏(博士)による建築的視点でまとめられています。
今回ガイドブック200冊を坂牛邸に入館された方に先着順に無料で配布させて頂きます。
※できる限り多くの方々にお渡ししたいと思いますので、
ご夫婦など家族で訪れられた方には一組(一家族)につき一冊とさせて頂きたいと思いますので、何卒宜しくお願い申し上げます。