昨年訪れた建築家レンゾ・ピアノによるダラスの彫刻美術館の建築の美しさは以前ブログでもお知らせしていましたが、
屋外のランドスケープデザインは、アメリカのピーター・ウォーカーによる仕事で、
ゆったりと傾斜する敷地の中に彫刻がバランスよく配置され、
奥で水面と植物とアートが融合された美しい風景がつくられていました。
その数日後訪れたNYのグラウンド・ゼロは
空に伸びる周囲の摩天楼と対峙的に大地に黒く四角い大きな穴が開けられ、
深く見えない奥底に滝が吸い込まれる闇の世界で、
同じくピーター・ウォーカーによって設計されました。
ダラスでは生き生きとした生命力あふれる空間で、死を最も感じる恐ろしい空間でした。
今も心に残る、印象的な空間です。
空間の本質は、生命と死を実感しました。