先週東京へ行った際、休日の午前中に上野公園に立ち寄り、 冒険家・文化人類学者・歴史家の関野吉晴氏によるグレートジャーニー展を見てきました。 関野氏は今年9月5~7日に開催される日本建築家協会北海道大会のシンポジウムの基調講演を依頼しており、 事前に関野の先生の活動を改めて見ておきたく訪れました。 人類がアフリカから6万年前から地球のすみずみまで苦労して歩き拡がっていった歴史を 関野氏自身が身体で歩いた体験から見えた、地球・人類の文化が描かれていました。 それにしても、膨大な時間をかけて歩いた事に感動し、 氏が訴える現代社会の地域や家族の喪失の意味をもっと考える必要性を感じました。 砂鉄から鉄器の工具を作り、丸木船を彫って船を作り、 インドネシアから日本に大昔に渡った事を実行した・・だただその行動力に圧倒されました。 その後は飛騨の円空展、そしてソメイヨシノの桜並木を歩いてきました。
最後に、印象的であった帝国ホテルのオールド・インペリアル・バーに飾られるレリーフを。
フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルから持ち込まれたレリーフです。