日光のプロジェクトの足場が外れ、その全貌が日光の大自然の中に姿を現しました。外装、構造に日光杉を使用しています。外装の杉材はほとんど節がなく、油分を多く含んでいる材で、製材した段階でワックスをかけたような状態で驚きました。
また構造材ではのぼり梁を使い、柱の間隔の大きい大空間を実現しながら、構造的安全性の高い耐震等級2を確保しております。
日光は標高が高いため、外部環境が北海道に近いです。そのため本プロジェクトの外断熱では、付加断を100mmとしており、北海道と変わらぬ最高水準の断熱性能を実現し、快適な室内環境を作り上げています。
現場は梅雨に入り長雨等にも遭遇しますが、深い庇で覆われた本作品では、雨が降っていても窓を大きく開け放せることができ、じめじめした梅雨時期でも更なる快適性を生み出しています。
これから外溝と内部仕上げに入っていきます。竣工が楽しみです。