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第10回武蔵野美術大学建築学科竹山実賞を受賞しました。

昨年末に募集がありました竹山実賞に応募し昨年竣工しました「ちだ歯科クリニック」で受賞する事ができました。同時にデンマークにある世界遺産のクロンボー城のランドスケープデザインで林 英理子さんも同賞を受賞しました。
1月18日に武蔵野美術大学で授賞式が行われ、竹山先生より賞状をいただきました。
竹山先生は私の師で、最も尊敬する建築家で大変嬉しい日となりました。
竹山先生とは、大学3年の時にお会いして以来、大変多くの事を学んだ大変優れた師であります。最も印象に残る事は、師事した大学院2年間に、
・建築を創る為に最も大切な建築に関わる幅広い学問を徹底的に学んだこと(建築以外の多領域の視点から建築の本質を創造する)
・建築史家のギーディオンの言葉“Social Imagination”「ある地域の建築を文化の現象としてとらえるためには、建築家の創造性や作品だけではなく、その建築の創造性を支える社会の文化的な風土が大切であって、それはその社会の人々のイマジネーションが築き上げるものなのだ。」に竹山先生が共鳴し、「日本の中にある固有の文化、建築が文化として認められるために地域の固有性を忘れずに建築家がどのように社会のイマジネーションと対応できるのだろうか。(竹山先生の一貫した制作のテーマです。)」
竹山先生の建築を創造する一貫した思考はこれまでの私の建築活動の基準となっており、日本の固有性としての木造文化、北海道の風土に対応する高い環境的視点、また小樽での歴史的建築物保存・再生を行なうNPO小樽ワークスの活動は私なりの建築を地域文化として確立する為の実践でした。
今回の作品は、地域で確かな建築を創る内容が込められているもので、その点でも今回の受賞は感慨も一入でした。久々に竹山先生にお会いでき、また素晴らしい武蔵野美術大学の図書館・美術館をはじめ充実したキャンパスの一時は至福の時間でした。また美術館では学生の素晴らしい作品が展示されていました。今回の竹山賞を企画された皆様に心より感謝致します。

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