2015年にスタートした沖縄 首里にある63年以上前に建てられた木造古民家の改修が終わりました。
176.97㎡の敷地に62.21㎡の平屋を減築でもともとの形に戻し、現代的水周りを加えました。
車道アプローチは無く、幅1.8mの緑と花のトンネルの通路を歩いてアプローチします。
外壁は沖縄の伝統住宅に倣い杉板とし、竜宮瓦を再利用し目地である漆喰をやり直しました。
雨戸を新たに加え、縁側には大型の木製引き戸を設置し、内装は珪藻土左官とし、塀の一部に竜宮石灰岩としました。
車のない、176.97㎡の土地に立つコンパクトな住まいはことのほか静かで、ゆったりとした時が流れる豊かな空間であり自然とより近い心地よさを感じる環境となりました。