北海道立総合研究機構 林産試験場によるCLT性能評価実験棟(仮称)が、プロポーザルコンペでの選定を経て、国土交通省の助成金の交付により、着工が決定しました。
設計は
①CLTという単一素材の美しさを表現する。
②基礎・床・壁・柱・天井それぞれの構造を別々に捉え、それぞれをつなげる。
③北海道という雪国の中での室内環境の測定
④敷地の周辺環境との関係で新しいCLT独自の空間をつくる。
この4点を主軸に設計を進めました。
中央の縦スリット開口(CLTクレバス)による景色や採光、パネル構造の無梁による天井の光のグラデーションが空間の質をより向上させています。
平成30年冬、竣工予定です。