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廃墟の旅

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4月12日NHKのクローズアップ現代で、「大人気”廃墟”の旅」が放映されました。
番組では長崎市にある通称「軍艦島」や瀬戸内海の
「犬島の精錬所跡(アートプロジェクトで再生)」現在多くの旅行者が訪れ、
特に「軍艦島」には1年間に7 万人が訪れ15億円の経済効果が上っている事が紹介されました。
犬島では島の住民が廃墟のガイドを行い訪れた若い人々が
興味深く話を聞いているのが時代を継承しているようで印象的でした。
ヨーロッパでは「近い歴史を学ぶことは未来のヒントを得ること」と考え廃墟を大切にしています。
産業遺産や歴史的建造物が持っている当時の生活や社会が伝わってくる
過去の記憶の圧倒的リアリティが当時を知らない人々に
語りかけるメッセージが新鮮で意 味深いものに思えました。
歴史的遺構が現代社会の中で様々な形で
重要となってきている事が伝わる内容でした。

遠藤 謙一良

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