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2022年の始まり

新しい年が明けまして気持ちを新たにスタート致しました。

コロナ禍がまだ続く中ですが、昨年は出歩く機会も減る中で少し立ち止まって整理し、考える時間が増えました。

昨年手掛けてきた弊社の木造4作品が新建築2021年11月号に掲載され、他作品を含めた木造作品集を作りました。

また、2021年7月には小樽市美術館にて「北海製罐第三倉庫と北運河の未来を拓く」の展覧会と講演会も開催致しました。

大学で木造建築を教える事からスタートした木造との対話は、縄文時代からの気候環境が形成した森林に関わる文化にまで遡れば、深く本質的で明快な歴史を知る事となり、日本で、北海道で木造建築を創る意義を再認識する機会となりました。

以後学生に教えながら学び、木造建築の素晴らしさと可能性を感じ、地域材を活かした建築活動を大切なテーマの1つとしてきました。

近年、CO2削減・SDGsの考えに基づき科学的側面から改めて木造を考える時代を迎え、私も多くの場面で木造の新しい可能性と向き合っていきたいと思います。

先日道東屈斜路湖で建築家毛綱作品(1982年)に出会いました。

氷結した湖面に沿って円形の建築は強い磁力を発していました。

様々な状況で世の中の価値観が徐々に変わる中で、改めて集い暮らす街や地域の大切さと魅力のある質の高い場所の創造が求められていると思います。

新しい環境・価値創造を進めたいと思います。

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