2007年に設計し竣工した札幌真駒内にあります有料老人ホームアウルコート真駒内が
「ふくろうの家だより」を定期的に発行しています。
代表武田治信氏が毎回巻頭文を書かれ、日々の運営から感じられる様々な思いや
氏の膨大な読書の中から人間の生きる素晴らしさを写し出すような文章が掲載され、
毎号楽しみに拝読しております。

アウルコート真駒内は武田代表夫妻が経営される施設ですが、設計プロセスの中で、入所する
方々が家族ようにアットホームに暮らし日々旅するようぬ暮らせる、旅の中で感じるときめきや
感動がある施設をつくるという主旨で進みました。

建築的には図書ラウンジ・食堂・中庭・回廊・植物園・和室・多目的室や廊下のアルコーブなど
共同で住む時に四季の変化を十分に感じ、ゆったりと寛ぎまた人々と触れ合える環境ができあが
りました。
アウルコートの日々の様子が毎号掲載され着実に当初の考えが実行されている事が伝えられております。
入居状況も口コミで拡がりほぼ満員となり、改めて人々の目線に立った心の感動と感謝を大切に、
それを実現するゆとりのある確かな空間が人々で一杯となり〝生きた場所〟となっている事を伺い
大変嬉しく思い紹介させていただきました。