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建築家人生50年・伊藤豊雄

創成窪田(株)主催の建築家伊藤豊雄氏のセミナーに参加しました。

故郷長野県諏訪の自然や思い出から始まったレクチャーは、師である菊竹清訓氏からの教えやデビュー作の中野本町の家、せんだいメディアテーク、みんなの森ぎふメディアコスモス、台中国家歌劇院を主に建築を語られました。

近代主義を越えるために場所の創出、自然に近い建築を考え、「人と人をつなぐ」「人に心の寛ぎを与える」「人に生きる力を与える」建築を目指す内容で、プロセスと思いが伝わる素晴らしいレクチャーでした。

私も日々なるべく多くの建築や創造に触れる機会を大切に過ごし、建築の力は「地域の場所の創出」と実感しており、伊藤豊雄氏のせんだいメディアテークとみんなの森ぎふメディアコスモスは、近年の日本建築にとって最も大切な建築と位置付けておりました。

1982年、当時大学生だった私は、建築史家三宅理一氏が主催した芝浦工大での学生セミナーに参加し、数か月にわたり伊藤豊雄氏の自邸の創作プロセスのプレゼンテーションに触れる機会がありました。当初自邸は三角屋根の花小金井の家の延長にあった案でしたが、伊藤豊雄氏がアメリカから帰国後、突如シルバーハットが発表され、閉じた世界から鮮烈に開く世界を見て、感動した事を覚えております。

懇親会で隣席させていただき、穏やかで控えめなお人柄にも接し、孤高に建築に向き合う人生に、大きな勇気と、あたたかく大切な時間の意味を実感する機会となりました。このような機会をいただいた窪田先生、そして伊藤豊雄氏に心よりお礼申し上げます。

https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

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