先週、クライアントの紹介で道北旅行へ行って来ました。
歌登のコテージに宿泊し、枝幸や浜頓別、音威子府、剣淵などを訪れてきました。
歌登のコテージは森の中に点在し、夜は漆黒の闇の中で星空が大変美しくきれいで、また、枝幸の食事も海の幸が沢山あり北海道を満喫できる旅となりました。
途中、音威子府村の今は亡き、砂澤ビッキのアトリエに立寄りました。古い校舎を利用していたビッキのアトリエを改修した、期間限定の美術館です。
シンプルな中に木が一面に使われ、光の演出が巧みで、ビッキのアートスペースとして相応しい親近感を感じました。
期間限定は冬の暖房に木質の彫刻の変質を避ける為であり、4月から10月末までのオープンとなっているそうです。
偶然にもビッキが亡くなる一年位前に展覧会で会うことができ、握手をしたその大きい手と笑顔を今でも覚えています。
彼の並々ならぬ造形力に改めて心を打たれました。
剣淵の絵本の館も、かねがね行って見たいと思っており訪れました。
全国から絵本が集められ、その量に驚き、日曜ということもあり街以外からの入館者が多く訪れていたことが印象的でした。
子供の目線で楽しめる回遊型の建築で、変化にとんだ空間が魅力的で、子供には楽しい空間に映りました。
ただ、少し建築の表現の要素が多く感じられました。
浜頓別の「ゆう子のチーズ小屋」やパン屋さんは、身の丈にあった活動とインターネットにより全国に発信している、グローバルで個性的な魅力を発見し、これからの地方のあり方を感じました。
(遠藤 謙一良)