UIA(国際建築家連合)の世界大家、ソウルに9月3~6日まで参加しました。
ソウル美術館にてオープニングパーティが盛大に行われソウルを中心とするプロジェクトも展示されました。
ソウルは空港も大きく人口も1000万人と巨大都市で中心に漢江という大きな川が流れています。道路も片側4車線あるスケールの大きな町です。
東大門デザインプラザ(ザハ・ハディド含み)を訪れました。ランドスケープと一体となった超スケールの建築で中庭に遺跡が保存され、地下鉄も阻み込まれた不思議な景観をつくっておりましたが違和感のない風景となってます。
建築家キム・スグンのキョンドン協会・旧アトリエはレンガでつくられた陰影のあるスケールの空間が素晴らしい建築でした。
サムスン美術館リウムはレム・コールハース、マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーベル設計の韓国の古美術館等を展示する3つの個性が共存する美術館。
マリオ・ボッダ設計のキョボタワーは超高層ビルですがレンガで構成され、マッシブな独自の質感を発し、韓国のレンガ文化に通じる街のランドマークとなっています。
ドミニクペローの梨花女子大学は傾斜した地形に埋込まれ、ランドスケープ、広場、建築が一体化された大学の象徴的な建築です。
世界遺産のチャンドクン(昌徳宮)は、日本の木造建築の原形となる文化のつながりを感じる興味深い建築でした。
食文化の発酵食品・豆腐と共通な食材も多く、日々接する韓国のイメージと違い、ソウルは日本語表記や日本語が通じる人が多い親しく、また文化を共有する大切な隣国であると強く感じました。