建築家ルイス・カーンの名作キンベル美術館(1972年)を昨年訪れました。 2日に渡り訪れ、館内の光の美しさに魅了されました。 展示空間のスケール感が良く、特にアール型のサイクロイドヴォールトの上部から入る自然光が反射板で拡散され アール型のコンクリートの天井面すべて光り輝いているのが不思議で非常に印象的な空間となっています。 拡散光はアート作品にも間接光の柔らかな光となり、 理想的な美術館の空間を作り出しています。 コンセプトが技術とデザイン力で、 妥協なく実現しており、到達点の次元がすごく高い建築でした。
また、キンベルに近いダラスの彫刻美術館にも訪れました。 設計はルイス・カーンの弟子のレンゾ・ピアノによるものであり、 キンベル美術館同様、天井がガラスであるにもかかわらず金属フィルターで光が拡散し 間接光が均質に降り注ぐとても気持ちの良い到達点の次元の高い建築でした。 環境と条件を高い創像力まとめ時代を超えて人を魅了する空間は高い高い創像力です。