10月8日
東神楽町の景観計画策定委員会へ出席しました。
2年間の委員としての参加で景観計画がほぼまとまりました。
まちのもつ本質的な魅力から景観のコンセプトを考えるのははじめての関わりで創造的な時間でした。
東神楽町は大雪山の水系によって稲作が発展し、近年人口が増えている街で旭川空港もあります。会議の中での資料の地図から古い地形図と現在の町の地図を重ね合わせると、見事に河川によって平地化された水が流れたエリアが水田として耕作されており、土地の可能性を開拓の歴史の中で活かしきったプロセスがわかり感動しました。
日本は森と水の国です。恵まれた自然と都市環境を融合した魅力的な街として発展する事を願っております。
10月10日
日本建築学会北海道支部のシンポジウムで国指定重要文化財豊平館の構造補強と付属棟新案についてのシンポジウムの質問者として参加しました。
H28年リニューアルオープンを目指して改修してきたプロセスが説明され、改修のプロセスの膨大な調査・検討から技術と施工者・職人が選定され修復され、構造補強もされます。
付属棟も併設され、エレベーターを設け、バリアフリーで水周りが強化されます。
利用法も変わり、より市民に開かれる活きた重要文化財となります。
歴史的建造物が広く社会に開かれ、北海道の新しいシーンが始まります。