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香港国際空港と香港上海銀行

先日、仕事で香港へ訪れました。寒波は南国の香港も覆い気温3~5℃、

山の上は0℃で小さなつららが下がっていました。

建物内部も暖房がなく13~16℃位で非常に寒く学校も寒さで休校になりました。

香港は今も中国に属しながら独自の通貨をもち、港は貨物で溢れ小さな島々に日本では考えられない

プロポーション(細長比)のビルが所狭しとひしめいて建っています。

街中は人と車がすごい密度で行き来し中心街(セントラルエリア)は空中歩道と空中道路が

立体化し自由にビルとビル、道と道をつないで移動しています。

北海道からたまに訪れると人の多さと活力に圧倒されある種の羨ましさと違和感を感じます。

羨ましさは特に資源もないのに人々の知恵と努力で戦後ここまでの都市を築き上げた人々や社会のしくみ・

可能性にチャレンジし実現するシンプルな力・創造力についてです。

違和感はあまりのパワーに自然とのバランスを失い人間が本来持つべき自然との循環(サスティナブル)を

失っている事を感じるからでしょう。

ただ、いつも人々を迎え入れ送り出す香港国際空港は世界で最も(全て行ったわけではないですが)

気持ちの良いおおらかであらゆる人々を白い光で包み込む不思議な力に満ちています。

建築家ノーマン・フォスターの創造力が、香港の人々の未来を目指した創造力と一致しているようです。

30年以上前につくられた同じくフォスター設計の香港上海銀行も空港への地下鉄でいつも見送られる。

時間が経っても凛として美しく香港の金融街で圧倒的な存在感を放っています。

街は20~30年で大きく変わります。

国や地域社会がどのような街を描き創造するかその創造力の大切さを感じます。

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