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Architecture Tour 2

愛知県長久手市にある1986年創立の愛知県立芸術大学は、建築家吉村順三による設計で、高低差のある敷地の地形を活かした校舎配置が計画されています。

入口は、コンクリートの矩形が空中に浮いた奥行きの長い講義棟が、学生を奥へ迎え入れます。

壁面に日射しを遮るブリーズソレイユが陰影のある均質な光を室内にもたらします。

音楽堂コンサートホールは折板屋根が外部から内部空間に表現され、音響に配慮されているようです。

日本最大級のパイプオルガンもあり、ホールのデザインは幾何学の力強く心に遺る空間で、地下へとつながる螺旋階段も大変美しく、地下からの暗から光の空間へと結ぶ素晴らしい構成です。

水盤も配置され建築や樹木を映し、校舎と校舎を結ぶシークエンスが自然と融合し、固有の魅力的な場所をつくり上げ、芸術大学のアイデンティティーを創出している素晴らしい建築でした。

ご案内いただいた准教授夏目様に感謝いたします。

広島から島根県へ向かう道中で、益田市茅葺の旧庄屋「旧美濃地家住宅主屋」に立ち寄りました。

たたら業を主に栄え、築200年を越える国登録有形文化財で、一年の工期を終え今年噴きかえられた美しい茅葺屋根を見る事ができました。

https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

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