1921年に建築家フランク・ロイド・ライトにより設計された自由学園明日館を訪れました。
南面する中庭を囲む形で、シンメトリーの建築が一部2階建築の平屋の構成で、中心に吹抜のある幾何学状の窓が特徴です。
低めに抑えられた心地良いスケールの空間に、家具や窓の幾何学的スケールがより身体に響く繊細な建築を実現しています。
内部空間に、手すりやモール状のライン・照明と多様な形やラインが交差しますが、三角屋根の傾斜と重なり、絶妙なバランスで要素が重ねられています。
モダンな構成の中にヒューマンスケールの要素、デザインはシンプルで時に空虚になる空間に、心地良さにつながる生命の表現として幾何学を奏でていると実感しました。
確かな場所の創出を強く感じる素晴らしい建築でした。
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