火のラウンジから続く音楽堂「洸響」は、音響設計されていて残響時間も計画し、木造(北海道産材)でつくりました。
「洸響」はコンクリート造でつくられた宿泊施設と地球的風景を望む展望テラス、洸の路を結ぶ大切な空間です。自然と宿を結ぶ洞爺湖を象徴する空間として、洞爺の森が水盤に浮かびます。森の木漏れ日が天空から差し込み、自然から宿、テラスへとつながる大切な空間と位置づけて計画しました。
切妻の屋根は東へ棟を向け、光の路から空へつながる構成として年に数回、洸の路の空に満月が昇ります。
水盤の洸は反射し、水面のゆらめきが心地良く、洸響の空間に映し出されます。
ラウンジチェア・テーブルは北海道産木材で設計し、ゆったりと音楽を楽しめるカフェ空間を目指しました。開業から約2年経過し、音楽会・ワイン会・カフェ・結婚式場とされ、唯一の空間としてスタートしています。
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