▲ 善光寺
軽井沢の翌日、長野の善光寺に立ち寄りました。
偶然7年に一度の御開帳に重なり、多くの人と参拝する事ができました。
長い歴史と広大な環境宗派を越えた寺は、ゆっくりと人々を受け入れる優しさに包まれているようでした。
▲ 長野県信濃美術館・東山魁夷館
すぐ近くの東山魁夷館(美術館)を訪れました。
水面を歩いてアプローチする空間が内部から水面を見返す構成となっており、シンプルで気持ちの良い美術館でした。
▲ 小布施堂
次に小布施に向かい、栗羊羹で有名な小布施堂の施設をいくつか見たくて訪れました。
600年以上続く歴史の中で和菓子店・造り酒屋・和食レストラン・洋食レストラン・バー・宿泊施設を古い建築に手を加え一部、他から移築し、一群の和の世界をつくり上げ、各施設が相乗効果で魅力的な環境が創られており、以前より一度訪れたいと思っていました。
既存の瓦屋根と黒い板壁の外観が基本となり、内部は黒を基調にシンプルで時にモダンにデザインされ、グラフィックデザインも含め一群としての強いブランドイメージを形作っており、多くの人で賑っていました。
なによりも味に対するこだわりと、画家葛飾北斎との関わりも深くあり、文化としての背景もある歴史的建造物の優れた再生モデルでした。
(遠藤 謙一良)