NEWS & BLOG

Post archives News List

アトリエの見学について

遠藤建築アトリエの会社や業務の雰囲気をご覧になりたい方は、お気軽にご連絡下さいませ。 常時アトリエの見学を受け付けております。 「設計事務所は敷居が高くて連絡がとりづらかったです」というお客様が多いですが、実際は全然高くはないです。  私たちは、もちろん一般的な設計監理業務はしっかり行いますが、本当の意識としては、「建築の好きな人間が集まって、一般の、日常の目線から、本当にクライアントにとって必要な空間とは何かを繰り返し検討し、提案するための組織」なのです。 ちょっと一般の建物から見ると個性的に思われるデザインは、個々人の生活に対する普遍性を求めた結果、いくつもの案の中から必然的に生まれるものです。 過去の物件の写真、検討模型、今後のプロジェクトの模型、図面など、私たちがどのように考え、何を持って設計に向かっているか理解していただけるかと思います。 ちょっと ばかり検討用の素材や模型で溢れてはいますが。      011-661-3300     endo_aa@hotmail.com

美しいヒグマ

昨年の秋に北海道は上川の山道沿いの川でヒグマに出会いました。 川の中を上流に向かって歩いており、距離30~40m位の近さでした。 魚を探していたのか遊んでいたのかわかりませんが、まだ若い雄のヒグマのようでした。身体も大きく、首に月の輪がある美しい熊でした。 北海道には野生で2000頭前後の生息数といわれ、出会うことがほとんどありません。憧れていましたが突然の遭遇に驚き、その力強い生命感溢れる動きに感動しました。 骨格はライオンのようにガッシリとしており、冬眠して大きな体を維持する日本最大の陸上動物で、またその間飲まず食わずで出産までしてしまう、不思議で、大変魅力的な生き物です。 これからも北海道で美しいヒグマや野生生物と共存できる環境が大切と改めて考えました。 (遠藤謙一良)

卒業設計講評会

2/18.20と、大学、専門学校の講評会に参加しました。大学の卒業作品は、主に都市や社会に関してのテーマが主でしたがその中で印象に残ったのが、音楽をテーマとした作品でした。 音楽イベントを空間化する作品と、音を様々な環境で体感する作品で、音楽と環境、そしてなによりもそこに参加する人々の感覚を視覚的・身体的に空間化しようとしており、肝心な音を体感できずイメージの限界はありますが、いずれも者や情報の溢れる現代の中ですすめた点でユニークであり、シンプルな可能性を感じました。 他の作品も力作で現代の都市や社会の中の矛盾を再生あるいは提案したテーマで、社会の原状との対比の中からの時代に即した作品が主でした。 専門学校の卒業設計は、家具や人の動きに反応する照明や、児童会館、寺院の計画と幅広いテーマで、特に児童会館と寺院は子供や現代社会の中で、「人の心」をテーマとしており、心の豊かさをいかに建築化・空間化するかで一貫して作品がつくられています。 双方通じて心の身体をテーマにした作品の中に、物に溢れ形やルールを秩序化しがちな建築やデザインが多い中で、人間本来が大切にするべき無垢な力やこれからの可能性を感じました。 (遠藤謙一良) 

坂牛邸について 1

坂牛邸外観 坂牛邸内観 1昨年末より坂牛邸の保存に関わっております。 坂牛邸は小樽市入船にあり、昭和3年(1928)に建築家田上義也により設計されました。 田上氏は東京の帝国ホテルの設計をした、フランクロイドライトの元で建築を学んだ札幌の建築家です。 小樽公園に隣接する敷地は公園の景観の一部として美しい風景をつくり、その場所になくてはならない建築となっております。大切に住まわれ、田上氏のオリジナル家具が今尚の残るすばらしい住宅です。 過去と現在をしっかりとつなぐことが豊かな街をつくる事だと思います。この建物を完全な形で保存する活動をしております。  またご報告できると思います。 (遠藤謙一良)

栄通コの家

2007年12月に「栄通コの家」が竣工しました。 プライベートな空中テラスを囲み、借景を取り込む変形プランが特徴のスキップフロアの住宅です。 お施主様のご了承を頂き、オープンハウスを行わせていただきました。 竣工写真は雪解けにUPできる予定です。

宮ヶ丘スパイラルコート

2007年12月に「宮ヶ丘スパイラルコート」が竣工しました。 立体的な中庭を内包した、街中にありながらプライバシーが保てる外部を楽しめる3階建ての住宅です。 お施主様のご了承を頂き、オープンハウスを行わせていただきました。 竣工写真は雪解けにUPできる予定です。

「SKYHOUSE」シリーズについて。

(クリックで拡大します。)図は近代美術館 建築家展より SKYHOUSE01(鹿追町)の敷地を初めて訪れたときに、十勝の空の青さと美しさに圧倒されました。どこまでも続く空と、はるか遠くに(南と北)山並みが連なる風景を見て生涯変わらない美しい空の風景を日常的に感じる空間を作ることは、これからそこで展開される住まいの時間や、様々な出来事を気持ちよく受け入れてくれると考えました。 その土地の様々な関係を大切にする反面、敷地の直近の関係を離れて自由な環境・時間をつくる可能性は、SKYHOUSEを計画するときに強く感じたことです。 地域や敷地環境に同化する・大切にする一方で世界共通の空に開かれていくことの自由さは今の時代の中にも必要と感じている事(地域性とグローバリズム)とつながります。 自由にどこまでも伸びやかに暮らしたい。 SKYHOUSEはそんな気持ち良さを考えた住まいです。 写真はWorksよりご覧下さい。 (鹿追町SKYHOUSE・北の沢の家・福井左股川の家)

札幌デザインウィーク2007、5Re展スタンダードデザイン100に参加しました

札幌デザインウィーク2007、5Re展スタンダードデザイン100に参加しました。 デザイナーの方たちがスタンダードとしている身近な物たちを紹介する展示でした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 丸鉢・手蝋 釜定 宮 伸穂 子供の頃から使ってきた南部鉄瓶の存在感が好きで南部鉄器をいくつか持っています。 重厚な味わいの中に繊細な質感と誰もが造れない伝統と技術が結集しているようで心惹かれています。 この鉄器は伝統の中にモダンデザインを取り入れ、過去と現在をつなぐ力を感じる感じます。 何に使うというわけでもなく部屋においていますが物を創る者としてスタンダードなスピリットを感じます。 伝統(歴史)を継承し新しい時代をいかに創るか。建築とと同じテーマを感じます。  (遠藤謙一良)

Category
New Posts
Archives