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片岡球子展・マイケルケンナ展

先日時間ができたので快晴の中札幌芸術の森で 開催中の片岡球子展と札幌宮の森美術館のマイケルケンナ展に訪れました。 片岡球子展では、写実表現が美しい作品枇杷に始まり、徐々に作風が激しい色彩を持った風景画富士山の作品に展開されるのがわかる構成でした。 風景の中に自然の中にまるで感情があるかのような表現と作字の直向な画家としての生き方に深い感慨をもちました。 マイケルケンナ写真展は3月に続く第2段で一部写真が入れ替わり、見慣れているはずの北海道の風景が、次々と圧倒的に美しい光の風景として表現され、作者の捕える創造の世界が展開されてました。 http://www.miyanomori-art.jp/ 遠藤 謙一良

Blog 根津美術館

東京表参道の東端に根津美術館は位置します。 16000㎡位の広大な敷地はなだらかな傾斜の中に森と池が形成されその森を守るように道路面にL型に美術館が建っています。 表参道から竹林と水平の屋根と深い庇に平入りでアプローチすると竹が半割りされた小間返しの壁の長い露地を歩いて玄関に至ります。 エントランスからは南面に庭園と森がガラス越しに展開し美術の展示空間がロビーから始まる構成です。屋根は切妻で内部空間も傾斜する天井で吹き抜け越しに2階の展示空間につながり、竹の突板の天井仕上げは構造柱の幅w=100のスリットに対応した軽快な表現になっています。 なんといっても細いスチール柱が空間に圧倒的な軽さと屋根の存在感を高めています。 庭園内のNEZUCAFEも3方に開かれたガラス面をわずか2柱の細い柱で支持され屋根が森に浮かぶ空間となっています。傾斜するスカイライトに映る樹々の枝や葉の影が天井にうつろう大変気持ちの良い空間でした。 メニューも美味しかったです。 庭園や森の時空の中で美術を巡り、お茶や食事の一時を楽しめる大変上質な美術館でした。日本の空間に潜む素材や自然との融合、関係性による圧倒的で微細なエレメントの情報がしっとりとした時空を創る事を実感した”場所”でした。 (遠藤謙一良)

(仮称)Fクリニック 地中熱採熱検査立会

 (仮称)Fクリニック地中熱採熱検査立会を行いました。 この計画では、冷暖房、ロードヒーティングを全て地中熱ヒートポンプで行います。 地中の安定した熱を(エアコンが空気から熱を組み上げるのと同じ原理)汲み上げて熱源とします。近年イニシャルコストが下がり現実的になり実用化が進んではいますが、まだまだ新しい技術です。圧倒的なランニングコストの低減とエコロジー性が期待できます。 今回は工事の最初に9本の採熱管を地中80m前後に埋め込みます。 今日は試験掘りの掘削孔で実際に採熱管を稼動させて計算通り以上の採熱が期待できるかを試験しました。 現場では機械が正常に作動しているかを確認するだけですが、後日対数計算により期待通りの採熱が期待できるかの検討がされた報告書が上がってきます。 (by TM)     

北栄キリスト教会 2010/04/25

札幌市北区に北栄キリスト教会が着工しました。 鉄骨造2階建、200人が使用できる礼拝堂が主空間の施設です。 内部には、ハイサイドや祭壇の背面などさまざまな角度から光が差し込み、空間が光で柔らかく包み込まれる内部環境が出来る予定です。 建て替えにより、地盤下に杭が残っていた為、地盤面の上にベタ基礎で施工が可能なコロンブス工法を採用しました。不動沈下の防止、また免震性も期待できます。 先日は定礎式を多くの方々と行いました。  

(仮称)Fクリニック 着工

  4月25日に地鎮祭が行われ、(仮称)Fクリニックが着工しました。 建築は住居を含めRC造4階建、外断熱工法で非常に高い断熱性能を持ち、 エネルギー源として低ランニングコストかつエコロジーである地中熱ヒートポンプを採用し、駐車場のロードヒーティングを含め全ての冷暖房をまかなう、次世代型のクリニックです。 構造は梁や柱をなくすために壁構造とし、将来にわたってフレキシビリティの高い建築としました。 クリニックとしても光と素材を効果的に取り入れ、街中にありながら3つの庭が組み込まれた落ち着いた心なごむ空間を目指しました。 遠藤 謙一良

東京2010春

先日師である竹山実先生を囲む竹山会に参加する為上京し、先生に久々にお会いしてきました。 35人位nメンバーが目黒に集まり  時間の楽しい一時を過ごしました。 前後して建築もみてきました。八王子の多摩美術大学図書館はコンクリート打ち放しの2階建で、 細い柱がアーチで空間をつくる見方によっては古典的な空間でしたが、古典建築よりもはるかに大きな開口部からの光が心地良い空間をつくっていました。 1階の床面は斜面の地面に合わせて傾斜し、フランスのコルビジェによるロンシャン教会を思わせる自然を強く感じる空間となっており、大胆ですがそれほど不自由を感じない環境となっていました。 ただ図書館としては閉架図書コーナーにも窓が大きく設けられカーテンで閉ざされて一部に矛盾が感じられました。 次に高円寺にある座・高円寺に立ち寄りました。 円い窓が壁・天井と照明の影の円と重なる水玉の中にいるようなデザインでした。 TOTOのギャラリー間では建築家、竹原義二展が開催されておりこの展覧会の為に1年間野晒しにされた木の角材で組み込まれて出現した灰色になじんだ空間に圧倒的な場所としての力を感じ、竹原氏が目指す素材の力が空間をより力強いものにする事が、余す事なく伝わる素晴らしい展覧会でした。 遠藤 謙一良

4月14日付北海道新聞夕刊に「小樽アートフォーラム・アートプロジェクト」の記事が掲載されました

  4月14日付の北海道新聞夕刊に2月6日から14日にNPO小樽ワークスが主催しました「小樽アートフォーラム・アートプロジェクト」の記事が掲載されました。 (記事をクリックで拡大します) 歴史的建造物・建築・空間が現在、文化としての価値を持ち、メディアに取り上げて頂けたことは大変意義のある一歩だと思います。

e associe

4月10日 4人の建築家と札幌のINAXにて、第1回「e住宅」展の展示とセミナーイベントを開催しました。 住宅をつくる上で大切な要素を、温熱環境や家具など一歩踏み込んだ内容で AM10:00~PM4:30まで行われました。 設計や現場のプロセスの詳細、 また、木材資源やエネルギー、楽しい街や歴史の大切さなど 住宅や生活に関わる様々なお話しを致しました。 今社会の中で求められる高品質な住宅をこれからもご提案し、 同時に、社会の中で求められる事を街角で広く展開していきたいと思います。

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