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札幌西町の家

先月末に、札幌西町の家が完成しました。 敷地は旗竿地で4方を住宅に囲まれた環境です。 設計のポイントは、通年安定した光が室内に拡がり、同時に周辺の視線を防いだプライバシーを守る 室内環境でした。 敷地の隙間を考慮し、朝から夕方まで一日の日の光の変化を写し出す窓を設定し、特に居間からは南の山を望む開放された眺望を確保しました。 子供室にロフトをつくり、リビングは家族が集まり、スペースを楽しむ段状の床を設けたのが特徴です。 内部にはエンジュの柱やキハダ・タモ・エゾ松など、工務店にある材料を積極的に採用するということが打合せにありました。 OSBボードの内装を含め木質の質感の強い空間を目指し、深みを楽しむ光の住まいが完成しました。

(blog)現場メモ

札幌円山の家は建方がほぼ終わりに近づき、全体のフレームが浮き上がってきました。 2世帯のコートハウス も同様に建方がほぼ終わり、これから窓の取り付けに入ります。

(blog)北海道へ

最近北海道への視点が多くなってきました。 雑誌Penやミセスの北海道特集が組まれ自然の素晴らしさのみを取り上げるのではなく地域活動や建築などさまざまな文化・生活の魅力を伝える充実した内容となっています。 私たちのアトリエにも東京から子育てを北海道で存分に楽しみたいと考えている方・長いアメリカでの海外生活の次に生活の場を北海道へ求めた方、あるいは大学を北海道で過ごし、イギリス・北欧・スイスと大学院や仕事で経験した建築設計を目指す若者。これからフィンランドに渡りプロダクトデザインや建築を学びその後北海道に来たいと望む東京在住の若者など、さまざまな方々と出会いお話を伺う機会がありました。共通することは住む・生活する環境として北海道を選びたい、自らのペースで生活を楽しむ事ができる事です。いざ生活する準備では、雪や寒さ対策を調べ学びながら慎重な対応となりますが、建築技術の進化やインターネットの普及が世の中や地域の情報を的確にとらえて生活を楽しむ事が可能と判断されている事も大切な要因と思います。 ニセコに多くの外国人が定住し、中国・韓国をはじめ海外の旅行者も増え各地域や企業の取り組みもあり中国からの修学旅行の学生も来道してます。サミットも開催され食料自給率200%。北大や札幌大学には観光学科が誕生しました。 政治も地方分権される事で地域性を生かせる北海道にまたとない時代がおとずれると考えられます。恵まれた自然環境を今一度どのように生活文化や産業に生かし真に魅力的な街や環境と一体となった街並や地域景観をどうつくるか考えていきたいと思います。 (遠藤謙一良)

(news)定山渓のスカイハウスが着工しました。

  定山渓に1階がRC造、2階木造による住宅が着工しました。 主階である2階にはリビング・ダイニング・キッチンの大きなワンルームと片持スラブの大きなテラスを持つ、空と自然を楽しむスカイハウスです。

(news)円山西町の家着工

円山西町にコンパクトな三角屋根を持つ住まいが着工しました。 主階は三角屋根(天井)に包まれた一体空間で浴室と居間の間の2階に ゆったりとしたテラスを設けています。

(news)三角敷地のコートハウス着工

西区発寒にL型のコートハウスが着工しました。 交通量の多い南面する前面道路と住宅の間にスペースを設け、 道路側にスクリーンをつくり、スクリーン越しにやわらかに外部に開かれています。

(blog)結婚式へ

7月11日大安の日に元スタッフ廣瀬さんの結婚式に出席しました。 札幌の双子山にあるジャルダン・ドウ・ボヌールで挙式と披露宴が行われました。 職業柄建物に目がいきますが、フランスでよく見られるベージュの石で、 外壁の一部が構成され、ヨーロッパの大きな館のような落ち着いたイメージでつくられていました。 敷地の地形に合わせて1階から地階へおりて、庭にすすむプランで久々の結婚式の出席でしたが、 そのさりげなくまた時間と場所を時々で楽しむ心地良さと喜びの演出に感心しました。 挙式前のウェルカムパーティーの楽しい一時、美しい森に対峙した挙式、 ガーデンパーティーで宴がスタートし、続いてラウンジでゆったりコース料理を楽しみフランス人の 司会者が一時も時間を無駄にしない楽しい時間を演出し続けました。 宴もたけなわで、歌手がゆっくりと歌をうたいあげ、 両家の挨拶と最後をゆっくり楽しむ全員でのガーデンでの集合写真と対話の中で、 ゆっくりと終了しました。 若く美しい新郎新婦が最も輝いていました。 両家や親や親族が重んじられた結婚式から新郎新婦とその世代が 等身大で時と場所と、そして何よりも、結婚式という大切な人との絆を 大切にする場に大きく変わった事を実感しました。 徹底的に日本ではない世界が逆に心地良い切替わった 思い出深い一日となりました。 新郎新婦の心のこもったおもてなしに深く感謝しました。 お二人の幸せを願ってやみません。 (遠藤 謙一良)

(news)たけいし歯科クリニック

たけいし歯科クリニックの増床工事が終了しました。 増床部分以外にも、既存待合スペースの中心の本棚に観葉植物をおいていたのですが、光量が足りずなかなか育たない為、今回の改修でなくなった本棚を単体で新しくデザインしました。 共用通路からも程よい目隠しになる事を考慮し、卵状のオブジェを設計しました。 イメージを確認する為、原寸模型をつくり仕切方法や大きさ・ディティールを確かめました。 照明も組込み光を感じるように開孔し、仕上げました。 完成後、本屋さんがこの本棚のために本の提供をしてくれたり等、既に我々も想像しない使い方をしてくださっており、待合空間に創造力を少し生み出すオブジェとなってくれているようです。

(blog)森山大道写真展 北海道序章

森山大道写真展が札幌宮の森美術館で6月26日~8月30日まで開催されています。 粒子の粗いコントラストの強いモノクロームの北海道の1978年の風景が展開されています。 丁度私が高校を卒業した頃に主に撮られた作品が多く展示され、北海道の原風景が懐かしく また、力強く表現されています。 30年の時間は風景を大きく変えてきている事を実感できます。 また、それと同時に風景の個性が失われてきている事も感じられます。 NORTHERN“ブラキストン・緑の彼方にぼくを誘惑する北の大地が待っていた”の写真集には 写真家森山大道の北海道への思いが込められています。 是非一読下さい。 (遠藤謙一良)

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