- 2025.7.15
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札幌芸術の森美術館×札幌市立大学
【2025.7.9】 札幌市立大学大学院[現代美術持論]の課外授業として、学生14名とともに、札幌芸術の森美術館で開催中の展覧会「小松美羽 祈り宿る」と「藤原千也 太陽のふね」を鑑賞しました。画家・小松美羽さんの作品では、神獣の霊性を龍山犬・エゾオオカミといった象徴的な存在に重ねることで、目に見えない“祈り”の力を鮮やかに表現されていました。キャンバスに広がるその世界観は、絵の大きさ、そして圧倒的な表現力によって、まるで魂が宿ったかのような生命力を放っており、私たちの五感に深く響いてきました。 また、彫刻家・藤原千也さんによる《太陽のふね》では、巨木が大地に突き刺さり、その中の空洞から一筋の光を望むという構造を通して、自然の持つ圧倒的な存在感と静けさが強く伝わってきました。木材という素材の力強さと繊細さが共存するこの作品は、素材の可能性を改めて教えてくれました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/