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洸の謌 アートプロジェクト 蝦夷鹿の親子

昨年竣工し水面に設置された「雄鹿」の家族として、母鹿・小鹿・若鹿の3頭を音楽堂 洸響の近くに計画し、5月14日に設置しました。 作品はアーティスト浅井憲一氏により鉄でつくられ、鉄筋を加工し、野生動物の身体の躍動感が流れるような表現で実現されています。 EAAは庭の小径と花壇の構成、人の動線と雄鹿を含めた4頭の配置を、アーティストと検討し決定。 基礎やライティングの計画も行いました。 透過性のある鹿の彫刻は、これから咲くラベンダーの草原の中に立ち、冬には白い雪原に、確かな存在を光と影の中に表出されます。 庭に新たな物語が織り込まれました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

民藝MINGEI~美は暮らしのなかにある

民藝の展覧会を訪れた。 日々建築に向き合い、住宅や街の魅力を考える中で、改めて地域性や気候の大切さと、自然の移ろいの中でしっかりと生きづく暮らしや文化の大切さを痛感する。 定期的に旅に出るのは、日本や世界の美しい自然と、悠久の時を経て街の暮らしや文化・伝統として継承され、有形無形の美しい表現・事象にふれる事で、心身が心地良く深く反応する楽しみがあるからである。 民藝が芸術に昇華した事象に出会う事も楽しみの一つであり、今回の展覧会は、民藝を体系化し地域文化・伝統と深く位置付け、総合化された作品にふれる大切な機会となった。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

EAA DESIGN 家具~越前あわら温泉つるや

越前あわら温泉つるやの客室・和食堂の改修計画で、ソファ、テーブル、ラウンジソファ、テーブル、ダイニングテーブル、ダイニングチェアーをEAAで設計デザインしました。 可動式の家具は、客室の材料を和室の質感に合わせて北海道産材の栓とし、和食堂のダイニングテーブル、チェアーは北海道産のナラ材とし、北海道の家具工場で製作しました。 和室・畳の空間で畳を守り自在に可動できる床にフラットな脚型とし、座面高さを20mm~40mm一般より下げ、また椅子の背の高さをテーブル天板高さと低めの設定で、存在感を抑え、和室の水平な空間性を大切にしました。家具フレームも和室の障子等、水平垂直な構成にこだわり、水平垂直の融合を目指しました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

南部鉄器

私の記憶の中に常に南部鉄器の鉄瓶があった。 大人になって使い始めた南部鉄器の鉄瓶が33年で水漏れし、新たなものを盛岡から購入し、現在は2種類を日々使用している。 鉄瓶で沸かした湯は何ともまろやかな味わいとなり、朝のお茶の楽しみとなっている。 先日盛岡を訪れた際、南部鉄器展に立ち寄り、鉄器の歴史と制作、現在の工房の多くの作品にふれ、そのプロセスの緻密さに、認識を新たにした。 シンプルで美しい造形力と、緻密なディテール、紋様、微妙な色と、何よりも道具としての適度な重さののバランスが日常生活の中で、使い込む中で深みを増し熟成する。 錆も徐々に重なる事で湯の味も美味しくなるようで、なくてはならない道具となる。 7度訪れた盛岡で鉄器の工房を訪ねる事も楽しみの一つとなっている。 400年を越える南部鉄器の歴史は、盛岡の街に他にはない文化を築き上げており、これからも大切にしていきたい。 写真は私が使っている南部鉄器の一部です。

きしクリニック札幌

EAAが設計監理をすすめてきました「きしクリニック札幌」(札幌市琴似駅前)が2024年4月17日9時より開院しました。 内科、消化器内科、女性内科、乳腺外科の診察が行われ、女性と一般の待合を分離し、プライバシーに配慮したクリニックです。 最先端の医療機器(動画X線撮影・AI搭載内視鏡・マンモグラフィー)を導入し、CVポート埋没術等の治療にも対応します。 患者様一人一人の症状とライフスタイルに寄り添い、豊かな人生が医療で実現する「医療を文化にする」事を目指します。 インテリアは地域の素材を大切に、水ナラの無垢カウンター(院長自ら加工製作)、札幌軟石、木(ナラ)パネルを使用し、機能的な空間に質感のある素材を組み込み、柔らかで温かなクリニックを目指しました。 ロゴマークはEAAでデザイン。 北を目指す指標となった北極星と、北海道で一番高い残雪を残す旭岳、生命を表す水と岸・緑を盛り込み、クリニックがこれからも北海道で目指す最良の医療が、自然と生命の豊かさと共存し融合する事を願いデザインしました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

Kamuy Toshiki Nakanishi Photo Exhibition

GALLERY創(札幌市中央区南9条西6-1-36)で、写真家の中西敏貴氏の個展が開催されています。 北海道の始源と自然と人の関わりを深く描く作品が展示されています。 EAA設計 鶴雅リゾート洸の謌の館内にも中西氏の作品が展示されています。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/  

旭川市 認定こども園ひとみ幼稚園が竣工しました

昨年よりEAAが設計監理を進めてきました、旭川市の認定こども園ひとみ幼稚園の増築工事が2024年4月に竣工しました。 教室を4室・つどいホール・厨房・食堂ホールの計470㎡の増築で、既存の遊戯室に接続し、既施設との間に中庭をつくり、明るく日当りの良い、自然・庭と一体化した幼稚園を目指しました。 教室は4室全て三角屋根の家型に覆われた、落ち着き・親しみのある印象的な空間で構成し、3室を連棟とし、間にパブリックスペース(つどいホール)を組み入れました。外観からも三角の家が連続する家並が集合し、子供のスケール感を考慮した景観を目指しました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

越前あわら温泉旅館つるや

2024年3月16日北陸新幹線延伸で開通した「あわら温泉駅」を記念して、越前あわら温泉旅館つるやに、新たな温泉付き客室2室「双鶴」「寿鶴」と、食事処「月」「花」をEAAで設計監理し、竣工いたしました。 家具は、ソファも全てEAAでデザインし、背面を含め低めのポジションに設定し、可動家具は北海道ナラ材・セン材でつくりました。 数奇屋に、畳に対応した家具を組込み、和室の質感を大切に、家具(低めのソファ・ベッド)で楽しむ新しい寛ぎの空間を目指しました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

Maintainable News EAA特集掲載

先日出版された気候変動時代のカルチャーテキストMaintainableペーパーマガジン2号の特集記事が、WEB上のMaintainable Newsにも掲載されておりますので、是非ご覧ください。   風と、森と、エネルギーの治癒力   森と生きる 北海道建築の愛と思想   木と、光と、風と、水と暮らす。   https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

Maintainableペーパーマガジン2号 EAA特集掲載

3月15日に出版された気候変動時代のカルチャーテキストMaintainableペーパーマガジン2号の特集「ひとと地球の治癒力」「風と、森と、エネルギーの治癒力」をテーマに、東急不動産サステナビリティ推進部企画推進室室長古賀喜郎さん、建築環境学者札幌市立大学デザイン学部教授齊藤雅也さん、EAA遠藤謙一良が対談。 「木と、光と、風と、水と暮らす。~美しき室内気候空間」「森と生きる 北海道建築の愛と思想~現代建築から地域性再生と木造建築への回帰へ」のテーマで個別特集され、EAA OFFICEの建築と、地域木材に着目した建築へのEAAの考え、寒冷な気候の北海道において、北海道で最も快適な6~7月の気候環境を通年の室内気候として、省エネルギーでシンプルな温熱と風の流れを目指し実現したプロセスが掲載されています。 他に化学者、生物学者、医学者、福島県相馬市長、環境先端技術、文化の再生についての記事が掲載され、多角的に地球や日本を考える新しい視点に満ちた内容です。 編集掲載に際し、発行社フェバリット株式会社様に感謝申し上げます。 Maintainable News Maintainable News https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

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