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堂前 守人さんの(陶芸家)のお皿

スタッフが自邸住宅を設計したお祝いに、鶴雅リゾート洸の謌の陶器客室表札やアートワークでお世話になった、函館市で活動する堂前 守人さんに北海道のお花をモチーフにしたカレー皿を家族分+1で依頼し完成しました。 シンプルな形状の器はゆったりとした大きさがあり、白基調の器に伸びやかにお花が生き生きと描かれており、食事が楽しく家族が元気になる器です。 My Curry Plate で楽しい時間を! https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

阿寒terraceが[日本の小宿10選2024]に選定

毎年選考される、プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選に付随し、全国旅行業協会・日本旅行業協会・旅行雑誌編集者などにより構成される選考審査委員会の「選考審査委員特別賞」として決定される10施設に、阿寒terraceが選ばれました。 2022年より計画着工し、2023年春に竣工。15室の洋室には源泉掛け流しの温泉が巡り、阿寒国立公園の豊かな自然をシンプルに楽しむという、鶴雅が取組む“SIRI”のブランドイメージを空間化しました。 カラ松の構造用合板を徹底的に使いインテリアをデザインし、“SIRI”名のオリジナル椅子もデザインしています。 ロビーはオープンキッチンで自由に調理できるグリルがあり、ライブラリーやラウンジチェアを設け、個人でも多人数でも様々な形で楽しめる心地良い居場所の創出を提案します。 ロビーに繋がるウッドデッキテラスは、大きなエルムの木を囲むファイアープレイスを設け、人が集う阿寒の新しい街の灯りを目指しました。 阿寒terrace公式HP https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/                          

天を舞う~水流

霞ヶ浦の上空にさしかかり、上空と下空に雲の層が大河の水流のように層をなして、地上の河と立体的に重なる美しい光景に出会った。 水の惑星を新鮮な視点で体感し、しばしの水の織り成す世界を楽しんだ。 雲は水として、流体として空を流れていた。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

アアルト AALTO

フィンランドを代表する建築家・デザイナー アルヴァ・アアルトの映画 [AALTO] が上映されています。 20年以上前にフィンランドを訪れ、パイミオのサナトリウム、マイレア邸、カフェアアルト、アカデミア書店、アトリエ、ヴィンセンスニカ教会、ヘルシンキ工科大学、フィンランディアホールと今でも森の中で光り輝く光景を鮮明に思い出します。 建築のアプローチ、空間構成のシークエンス、大きな開口部から望む美しい風景と対比されるスカイライトと照明、映し出される家具・インテリアデザインの美しさと家具・プロダクトデザインの心地よさ、敷地とランドスケープ(庭)、建築、家具、プロダクトと一貫した質の高さと、訪れる人を包み込む優しく柔らかな五感に響く、身体・感覚に訴えるバランスの良い建築でした。 北海道と同じ気候(亜寒帯湿潤気候)で創られたAALTOの創造は、水と森に包まれた北海道の建築の指標となる事を改めて痛感しました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/  

小樽市都市景観賞「OMO5小樽」「住吉神社参道等の整備」

第25回小樽市都市景観賞が上記2点で選定されました。 私は小樽市都市景観賞選考委員長として、今回現地審査を含め選考に関わりました。 OMO5小樽は、旧小樽商工会議所として1933年竣工し、石川県産千歳石で外装された歴史的建造物で、今回耐震改修され、ホテルのレストランや客室として再生。小樽商工会議所は建築をそのままの状態で再利用できるオーナーを10年以上かけて探し、今回の再生に至りました。 外壁の石も同じもので丁寧に再生しているように見受けられ「北のウォール街」に新たな灯りがともりました。 歴史的建造物を巡り、その文化価値を十分に理解した者同士が、時間とコストを十分掛けて建築文化と風景を継承し再生した意義が大きく、小樽にとって大切な価値の創造が実現しました。 住吉神社は、小樽の中心に位置する鎮座144年を迎える神社の参道改修が、都市景観賞に選ばれました。 現地を訪れると、坂道となる参道の階段踏み石の奥行と蹴上(高さ)を低くおさえ、大変歩きやすく改修し、赤鳥居でスロープも併設されました。 石段は竣工時の茨木産御影石を取寄せ、不足分を補い新旧融合した美しい再生が実現。 また、参道両脇にある鬱蒼とした樹木を剪定し、港と石狩湾の海を望む視界が広がり、海からも住吉神社を望む大切な景観形成が実現しました。 両作品に共通する大切な視点は、建築に対する深い文化的見識とこれまでの時間と人々の記憶に対する敬意が基本となっており、再生にあたり、それに相応しい時間・技術・費用を十分掛けて実現に至りました。 小樽の文化の背骨を形成する風景が大切に継承再生されたこの景観賞は、大変意義深く、歴史的建造物を多く有する小樽にとって大きな指標となると感じます。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/  

Architecture Tour 3

11月12日常滑、広島から島根県益田市に入り、以前竣工時に訪れた島根県芸術文化センター「グラントワ」での、建築家内藤廣展を見る為再訪しました。 中庭を中心とし、赤く光に反射する石川瓦の壁面と、三角屋根の建築群が融合しながら、周辺の低層の街並みから際立って美しく建ち並び、街の中心的磁場となっています。 歴史ある街の風景に、現代の建築がどうあるべきかを、圧倒的な建築力、デザイン力で示しています。 音楽ホール、美術館と文化発信する地域の拠点グラントワは、地域に暮らす人々に勇気と可能性、充実、深く大切な価値を創出していると改めて実感しました。 建築展は圧巻であり、作品に向き合うプロセスと創造力、チーム力で、圧倒的建築作品に全て昇華されていました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

Architecture Tour 2

愛知県長久手市にある1986年創立の愛知県立芸術大学は、建築家吉村順三による設計で、高低差のある敷地の地形を活かした校舎配置が計画されています。 入口は、コンクリートの矩形が空中に浮いた奥行きの長い講義棟が、学生を奥へ迎え入れます。 壁面に日射しを遮るブリーズソレイユが陰影のある均質な光を室内にもたらします。 音楽堂コンサートホールは折板屋根が外部から内部空間に表現され、音響に配慮されているようです。 日本最大級のパイプオルガンもあり、ホールのデザインは幾何学の力強く心に遺る空間で、地下へとつながる螺旋階段も大変美しく、地下からの暗から光の空間へと結ぶ素晴らしい構成です。 水盤も配置され建築や樹木を映し、校舎と校舎を結ぶシークエンスが自然と融合し、固有の魅力的な場所をつくり上げ、芸術大学のアイデンティティーを創出している素晴らしい建築でした。 ご案内いただいた准教授夏目様に感謝いたします。 広島から島根県へ向かう道中で、益田市茅葺の旧庄屋「旧美濃地家住宅主屋」に立ち寄りました。 たたら業を主に栄え、築200年を越える国登録有形文化財で、一年の工期を終え今年噴きかえられた美しい茅葺屋根を見る事ができました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

Architecture Tour 1

先日JIAエクスカーションで、豊田市美術館、愛知県立芸術大学他を訪れました。 豊田市美術館は1995年竣工時に訪れて以来の訪問です。 長いアプローチの手前に、ピーター・ウォーカーによる円盤状の激しい水が噴出する水盤が目に入ります。 美術館のファサードの矩形フレーム(ほぼ美しい白銀比)と対峙する静と動の構成が印象的で、磁場のような場所の力を創出しています。 敷地の傾斜により2階部分に大きな水盤が広がり、1階で縦長の矩形白銀比フレームが、2階では横長の矩形白銀比フレームとなり、水面遠方に円状の水泡アートが設置されています。 館内に自然採光をとり入れ、美しい 風景が展開する心地良い空間が広がります。 企画展では、「フランク・ロイド・ライト世界を結ぶ建築~帝国ホテル二代目本館100周年」が開催され、ライトの圧倒的密度の世界を見る事ができました。 28年経過しても竣工時と変わらない美しさを保つ建築に、持続する技術と建築の力の大切さを学びました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

JIA建築家大会2023常滑

二年に一度開催されるJIA(日本建築家協会)の全国大会が愛知県常滑市で開催され、11月9日~11日の三日間参加しました。 オープニング会場であるINAX LIVEギャラリーでは、日本のインフラを支えた土管の歴史や、F.L.ライトによる旧帝国ホテルのタイルの製品にふれました。 翌日のメインシンポジウムで、大会のテーマ”還る”について、パネリストの一般社団法人 CoIU設立基金 代表理事 井上博成氏のお話しをお聞きしました。 飛騨高山出身で14代続く宮大工末裔の33才、地域の資源・人材の持続可能性を追求し、理論・実践・対話をもとに、木質バイオマスエネルギー事業や水力発電事業を実現し、2026年4月には飛騨市に大学の開校を目指すとの事で、地元経済界と一体化したプロセスに、シンプルで新しい地域再生の可能性にふれ、久々に心打たれ感銘しました。 時間を見つけて、常滑のやきもの散歩道を散策し、楽しいひとときを過ごしました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

北の聲アート賞 受賞

10月21日18:00より札幌市豊平館にて第9回北の聲アート賞受賞式が開催されました。 画家・音楽家・書家・舞台演出家・詩人・建築家の6名が招かれ、北の大地から文化の大切さを伝える賞として、主催者・スポンサー・授賞者が挨拶し、北海道でのアートとしての創造的活動について語られ、心に残る時間となりました。 https://www.instagram.com/endo_architectural_atelier/

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