- 2008.6.16
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旭川・帯広・チミケップ・北見・留萌
先週は旭川の現場へ行き、木造の建方の確認・打合せを行いました。 入口の吹き抜けも架構が出来上りイメージがわかる位になってきました。 現状では不定形の平面と断面が多い為、大工さんが夜遅くまで苦労して造っていました。 角度が入り組んだ材料が集まる柱廻りも隙間が無くきっちり納まっており、 職人さんに頭が下がりました。 夜ライトアップの点灯試験を行い、光の色味や角度を検討してきました。 翌日、帯広の鉄骨造の現場を確認し、 屋根のコンクリートの状況を確かめ船のようなR形の屋根型が仕上がりました。 夕方より陸別経由で北見に向かい、途中チミケップ湖畔を通る近道(?)のオフロードを走り 道路に北海道で最大になるカツラの大木や見事なエゾマツの大木に出会い感激しました。 チミケップ湖畔にホテルがありましたが時間が無く通り過ぎましたが次回ランチを取れたらと思いました。 静かで霧もかかり美しく幻想的な湖でした。 日曜日に留萌に用事がありまして、ついでに以前から観たかった花田番屋に行きました。 800㎡という巨大な木造平屋空間で海辺に面して建つ姿は寄棟の屋根と塔、それと灰色に風化した板壁が 際だった存在感を放ちながら風景と一体となった美しい建築でした。 内部の木造架構も素晴らしく明治38年に建てられ100年を越える現在、多くの人が歴史や生活を遠く思い受付の方が初代花田が本当に良い物を残してくれた。 と話していた事が印象的でした。 遠藤 謙一良