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新入社員2名が入社しました。

4月1日より新入社員2名がEAAに加わりました。 社内の言語の国際化が進み、中国語を話せるスタッフが計2名となりました。 新人の若いエネルギーを大切に、時代に対応していきたいと思います。

札幌 木のラウンジが竣工しました。

札幌西区で家族が集うラウンジホールが竣工しました。 東西に大きな開口でつながる構成です。 開口4.5m奥行21.7mの矩形の奥行に1.8mピッチに斜材の門型ゲートが連続する空間は、代々続く家族が集う空間にふさわしく、東と西の空へ門型の列柱ゲートでつながる印象的な空間を目指しました。 天井高さ3.9mとすることで、人が集まる大きなスケール感を実現し、より空や高い樹木の風景に大きく開く構成としました。         

ニセコProject SLが竣工しました。

ニセコビレッジスキーリゾート(スキー場)の下方曽我エリアに昨年竣工したProject SLの冬の姿です。 全室眼下に森の上方に羊蹄山を望むロケーションに恵まれた敷地です。 水平感を強調した外観は一部テラスを組み込み、 西側のガラスから西面の田園の風景と夕景の光を室内に採り込む構成です。北方には、ニセコアンヌプリを望みます。  

北海道庁1F玄関ホール・北側ロビーラウンジの木質化計画が竣工しました。

2022年3月25日 鈴木北海道知事が完成した1F玄関ホール・北側ロビーラウンジを視察し、報道公開されました。(TV、新聞etc各社) 20分間ゆっくりと廻り担当者から説明を受け、各所で質問や感想を語り、報道に向けてCO2削減を目指すゼロカーボン北海道の方針として、北海道産材によるプロジェクトの意義と可能性について説明されました。 私もその後、プロジェクトのコンセプトを2分程説明いたしました。 既存の厳粛な道庁ロビーの石と金属でつくられる無機質な環境に対し、本の特性である部材の小さなスケールと、家具と建築の中間のブースや家具を空間内に組み入れ1000㎡の空間に交流・学び・休憩・発信・学びの5つのエリアを設定し、ヒューマンスケールの街のような賑わいと縁側の暖かい心地良い空間を目指しました。 ペレットストーブを中心に設け、木の軽さを活かしたブースは可動でイベントや展示など様々な空間に対応します。

洞爺湖鶴雅リゾートの現場がスタートしました。

2022年3月15日洞爺湖で着工したホテルプロジェクトのやり方と杭芯の検査を行いました。敷地に建物の位置が縄で張られ、大きさと方向等を確認します。 敷地内で先行された山は洞爺湖の全望と昭和新山、有珠山を望む事ができ、本プロジェクトの土地の固有性と繋がりを体感することができます。 山頂は水盤の上に展望台を設け、直線で木造の水に浮かぶ水上ラウンジに繋がります。

EAA 遠藤建築アトリエ新社屋が第15回(2021年)日本建築学会北海道支部 技術賞を受賞しました。

「森から考える建築~エゾマツを使用した新たな在来軸組工法と室内気候の計画」 のテーマでEAA新社屋が第15回(2021年)日本建築学会北海道支部技術賞を受賞しました。   ■SDG’s・・・北海道で最も美しいエゾマツ材の使用を前提として「地産地消」をテーマに計画。エゾマツを構造材として新たな在来軸組工法に試み、木肌を含めた素材の美しさや質感、樹木と光の四季の移ろい、水盤の光の反射、降り積もる雪など、自然の持つポテンシャルを落とし込むことで、身体感覚に働きかける「街の中の森」を空間化した。エゾマツは富良野の東京大学演習林にて原木から選定を行い、製材までに3年を要した。過程で出た端材は外壁の格子材として使用。腐朽を抑制するために接点を小さく3層にレイヤー分けをした。エゾマツは植林技術が難しく、今のところ流通材として入手することが出来ない為、本計画がエゾマツの再認識と今後の普及の一助になることを願っている。   ■構造計画・・・北海道を代表する樹種の蝦夷松を用い、火打梁・水平梁の無い在来軸組工法による柱の森の空間を朝から午後までの間、光=自然の風景を写し出す木造のHPshell形状の屋根により在来軸組工法の新しい可能性を拓き、特注の金物によりシンプルで美しい木架構を目指した。また、部材は小径の寸法とし日頃から共につくる建具・家具をはじめとする地元大工チームによる仕事を実現した。屋根は面分布する積雪荷重に対して、小径材を双曲放物(HyperbolicParaboloid曲面)に構成、等分布な屋根面を構築。2Fアトリエは、時間軸を意識した偏荷重を不静定次数の高いパラレル梁構造とし、直交する小径材の根太構造と対比させた。エゾマツ素地の美しさを表現した真壁柱と梁の偏心接合で伝統木組みのレトリックを表現。特別ではないディテールで構築し地元の大工でも製作可能な構造とし、活動の基盤となるアトリエが四季の光と木を感じる、自然と融合する新しい木質空間を実現した。   ■室内気候計画・・・1階居室床下スラブ上に温水配管を転がし配置し、1,2階床面の複数のスリットから温度差により上昇する暖気を建物内に拡散させる計画。換気は1階倉庫をチャンバーとして外気を導入した後、床下へ送り暖め、一部の空気は2階北東・南西のハイサイドと1階トイレから強制的に排気、残りは還気として1階倉庫へ戻される。HPshellの天井は1階からの暖気を効率よく引き込んだ後、壁側での下降を促す。その結果1,2階居室表面温度を18~20℃前後になり、冬季でも快適な室内気候が形成される。本建築の断熱・気密性は札幌版次世代住宅基準のベーシックレベル相当であるが、道内には同程度の外皮性能を持つ住宅が多いため、今後の設計や住まい支援の為に有効なデータ収集が望める。   以上の技術的アプローチを安藤耕作氏、齋藤雅也先生と計画し、自然と融合した新しい木造在来軸組工法を、通年ゆるやかな風(空気)が流れる快適な室内気候を1階の土間床暖房のみで実現しました。 ANDO Imagineering Group 安藤耕作 氏、札幌市立大学教授 齊藤雅也 先生 両氏との創造により、感性が工学的技術により新しい世界につながったことが評価されました事、両氏と学会に感謝申し上げます。

建築家 堀場弘氏 EAA来訪 (シーラカンスK&H 東京都市大学教授)

旧武蔵工業大学時代の同級生で建築家として活躍されている堀場弘氏が2022年2月19日にEAA OFFICEを訪問されました。堀場弘氏は温厚で人望が厚く、大学の未来を拓くため現在建築学科の主任教授を任っております。 大学時代の話、建築の話、現在の東京都市大学の話と、話が多岐にわたるあっという間の4時間の楽しい時間を過ごすことができました。 コロナ禍(緊急事態宣言下)で外に出られず申し訳なかったのですが、プロポーザルコンペで仕事を獲得している事が基本と伺い、厳しい姿勢で常に創造と提案を続ける建築家としての姿勢に大きく勇気づけられました。

とうや湖鶴雅リゾート洸の謌 安全祈願祭が開催されました。

2022年2月2日に洞爺湖の計画地にて着工の安全を祈念する安全祈願祭が、快晴のもと無事開催されました。 工期2023年4月竣工を目指しまして、敷地約40,000㎡の中で延床面積約8,900㎡の宿泊施設の工事がスタートします。約3,900㎡の既存施設の改築を含み、一部木造の水上ラウンジや展望台、宿泊室からは洞爺湖と昭和新山を望む、壮大な風景を楽しめる計画です。空中へ伸びる展望空間へ傾斜した丘の上から繋がります。 洸の謌は、既存の森の謌、水の謌に続く、訪れる人が素晴らしい時の移ろいを謌に奏でるように過ごす事をテーマとした鶴雅リゾート様の宿泊施設です。洞爺湖のもつ明るく陽気な環境、自然のもつ壮大な力を体感し、歴史文化を基調としたしつらえの中で、北海道で過ごす新しく質の高いライフスタイルを体感する施設を目指します。 滞在する形の多様性を高めるアドベンチャーツアーのプログラムも充実し、ライフスタイルの多様性を提案する5つのコンセプトルームをはじめとした内容で、洞爺湖の明るい洸の中で、訪れる人々が最上のひと時を体感する心に響く旅館を目指します。

イトイグループホールディングスと北海道庁玄関ホールが「木でつながる」に掲載

弊社で設計させていただきましたイトイグループホールディングスと北海道庁玄関ホールの記事が北海道で1月に出版しました「木でつながる」に掲載されました。 イトイグループホールディングスは北海道トド松によるCLTで、壁・屋根の構造体をつくり、外断熱によりそのままCLTが内装表現されております。 幅7.7M×奥行き21.3Mのモノコック構造で、トンネルのような大きな一体空間が実現しました。 北海道庁の1階玄関ホールの木質化のプロジェクトでは、既存大理石(トラバーチン)の重厚で厳粛な空間の吹抜けの柱に北海道産カラマツを組み込み、上方に螺旋状に拡がるデザインとし、DNA状の螺旋に生命力のあるこれからの北海道の豊かな未来を表現しました。 エレベーターホールの3基のエレベーター枠に北海道産材無垢材を張り、木材の材種について日英表記することで、地域材をより身近に感じてもらう試みです。

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