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2009/11/29(日)オープンハウス・レポート

2009/11/29(日)のT邸オープンハウスは、告知が数日前という急なスケジュールにもかかわらず、約100人ほどのたくさんのお客様にご来場頂きました。 貴重なご意見、楽しい時間をありがとうございました。  また、オープンハウスに快くご協力いただいたオーナー様に深く感謝致します。  オープンハウスの様子をほんの少しだけUPします。

2009/11/29(日)オープンハウスのお知らせ

  お客様のご厚意により11/29(日)にオープンハウスを行う事となりました。 屋根型で連続した2世帯住宅です。 ぜひ足をお運び下さいませ。  ⇒急な告知に関わらずたくさんの方に来場頂きました。 ありがとうございました、無事終了致しました。 後日レポートをブログにUPします。

サスティナブル・スイス

 先日、スイス在住のジャーナリスト滝川薫さんを日本建築家協会北海道支部でお招きし、環境建築についてお話を伺いました。 スイスの国をあげての明快なエネルギー政策、また州単位の政策により法規で定められた断熱や省エネ基準のレベルの高さに驚きました。 特に持続可能な都市を目指して新築と同時に既存の改修システムのレベルの高さやCO2への配慮から木造6階建の建築など、環境への配慮と木へのこだわりが印象的でした。  その2日後、若手建築家三分一博志氏のセミナーの司会を行いました。 三分一氏は〝地球のディテール〟と称して常に地球の様々な要素をテーマに設計しており、一週間の中で様々な環境への視点を学ぶ週となりました。

竣工物件と進行中物件

     ▲ 札幌市発寒に住宅が竣工しました。   三角形の中庭を取り入れ、交通量の多い前面道路との緩衝空間とした計画です。   2階の居間から木フレームで領域化された外部が心地良い環境をつくっています。    ▲ 宮の森の森にテラスを通して大きく開かれ、様々な空間がレベルを変えながら、ゆったりとつながるスキップフロアの住宅が進行中です。 ▲ 小樽にグループホームが着工しました。 ▲ 北区に歯科医院がスタートしました。

飛騨高山の街並みと吉島家

飛騨高山の歴史的建造物の街並みと重要文化財である木造の吉島家を訪れました。 高山に夕刻に到着し、夕陽の中でまずは吉島家をたずねました。 敷地一杯に狭い前面道路にせまって黒い木格子の壁が印象的な木造建築です。 引戸を開けると大きな吹抜の上部窓から光がそそぐ幾重にも組まれた黒光りする漆の木梁が拡がる圧倒的な空間です。 大きな空間の正面には中庭に面した壁のない屋根だけの半屋外空間が流れるようにあり、モダンな家具と朱色に塗られた壁でラウンジが見学者のために用意されていました。 吹抜の右手奥には和室があり、中庭に面して2階へとレベルをいくつか重ねながら和の空間が連続しています。 大きな空間から小さな空間へと様々に構成された空間は、木構造や中庭や格子窓ごしの景観にふれ空間の密度と材の質が深々と体に感じてくる体感しないとわからない素晴らしい空間でした。 シーランチの作品で有名なアメリカの建築家チャールズ・ムーアが「吉島家は地球の裏側から飛行機で訪れる価値がある」と記しています。 翌日ももう一度光で溢れる吉島家をみたく訪れました。 現代建築が自由な表現を得た一方で失った素材と空間の奥ゆき感のもつ空間の力を改めて知りました。 他に高山陣屋・日下部家また、歴史的な街並みの建築郡は黒い木格子で統一され、造り酒屋やそば屋、木彫り、土産店、診療所とバラエティに富み、多くの建築が現役で使われ歴史と建築と経済そして文化が大変バランス良く成立していました。 今までみてきた中で、高空間として幅広さと魅力で群を抜いて成功している環境と思いました。 町の中心を流れる官川を含め、風情のある歩いて楽しい町でした。

skyhouse4(仮)現場報告

札幌市、 skyhouse4(仮)の現場が進行しています。 一階RCから二階木造躯体が立ち上がり、全体のボリュームが見えてきました。 二階は梁せいを上げスパンを飛ばし、天井の広い広々とした空間とし、大開口から前面の公園の緑を大きく取り込みます。 着工に向け、現場監理・デザインアップを進めております。

スパイラルハウス 小樽市都市景観賞を受賞

昨年竣工しました鉄骨3階建てのスパイラスハウスが2年に一度の小樽都市景観賞を受賞しました。 交通量が多く、また南側に住宅が隣接する敷地環境の中で3層まで吹抜けた螺旋階段やハイサイドライト、 そして東側からはフロストガラス越しに光を採り入れプライバシーと明るい空間を両立した住宅です。 ガラススクリーン越しに樹木が薄っすらと映り都市環境の中での新しく、また周辺環境に柔らかい表情が評価されました。 6年ぶりで住宅としては初の受賞で、また従来の歴史的建造物が多かった経緯の中で今回の住宅が受賞できた事は大変嬉しい限りです。   遠藤 謙一良

白川郷へ

 金沢の21世紀美術館と兼六園を訪れた翌日、レンタカーで白川郷へ向かいました。 70~80kmの距離でしたが1000mを超える山の下を10km位続くトンネルを通り抜け深い谷間の中でようやく到着しました。 今でこそ東海北陸自動車道で短時間で訪れることができますが、名古屋方面からも100km以上で同様の山並みやトンネルをいくつも越えて到る環境は、トンネルや道路ができるまでは、秘境だったことが十分に想像できます。  目的の合掌造りは谷間の川でできた平地部に集落として建っていました。 世界遺産に登録され多くの観光客で賑わっていました。風景をゆっくり楽しみ、いくつか公開されている建物を訪れました。 3~4層で1階のいろりの煙が吹きぬけを通して抜けるしくみで、丸太の柱と登り梁は縄で結ばれ茅が屋根を厚く覆っていました。 茅や柱は煙で黒くいぶされ防虫や防水に関係しているのではと考えられます。 その構成に縄文時代の竪穴式住居の形式が色濃く残っていると思いました。日本建築の原型。  茅は村総出で〝結〟というしくみでお互い協力して数十年に一度葺き換えます。 世界遺産により改修費の80~90%補助が出るそうです。 昭和の道路が出来るまで奇跡的に残った貴重な建築文化です。

十勝 ARTLINE

10月30日昨年竣工しました帯広安岡歯科の1年検査の帰りに 清水町のある十勝千年の森を訪れました。 森の中に展開されているアートプロジェクトをいくつか観てきました。 日高との境にある日勝峠のふもとの広大な敷地の中に 7つのアートプロジェクトが点在していました。 敷地の中に流れる小川に沿って上流へ登っていくと “天の川の橋”に出会います。 小川の上に架かる2つの東屋が水面に開かれ角度が振れて 対峠しています。 天気が良い時は低い屋根のもと小川を身近に感じる心地良い 空間だと思います。 オノ・ヨーコのスカイTVを訪れ“厩構造と投影”に向かいました。 森を背景に水面際、馬小屋の木造骨組が黒く塗られ建っています。 場所の記憶や時間の流れや生活の営みなどが建築としての 機能を失ってもしっかりと伝わる心に響くプロジェクトでした。 冬も良いだろうなと余韻を確かめながら作品を跡にしました。 良い作品でした。 遠藤謙一良

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