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(event) 2月2日小樽「和光荘」旧野口邸 見学会のお知らせです

「和光荘」は大正11年に建築家・佐立忠雄氏によって設計された北の誉酒造の経営者の自邸です。 木造3階建+鉄筋コンクリート造地下1階、木造平屋と宏大な敷地の中、工場を見下ろす丘に、 背後の崖を利用した4層の建築となっております。個人住宅で大正天皇や昭和天皇が宿泊された豪邸です。 当日は現オーナー自ら案内して下さるとのことで貴重な機会になりますのでご都合の良い方は是非参加下さい。     日時:2月2日(月)15時から 住所:潮見台2-4-1 集合場所は未定   見学先はあまり車を止められませんので乗り合いで行きたいと思います。 申し込み制となっておりますので30日の午前中までにこちらのEメールアドレスまで名前とご連絡先を ご記入の上ご連絡下さい。 参加者が決まった時点でこちらから集合場所を連絡させて頂きます。 Eメールアドレス:endo_aa@hotmail.com (担当:遠藤)

(blog)新年会 公開秘密結社あじとⅡ チキューのためにできること

1月17日夜、所属する日本建築家協会北海道支部環境部会の新年会に出席しました。 11名の参加で、場所が最高でした。 おそらく昭和初期の建物と思いますが、木造3階建のアパート飲食店に改修したのですが 店のスタッフの素人集団が7ヶ月の月日をかけて創り上げた、 密度の高い生き生きとした空間に生まれ変わっています。 吹き抜けの空間に表れる梁には全て3㎝位の木チップに色を塗って貼りつくされ、 間接照明を巧みに組み込み、減り張りを生かした中に小気味良くアートワーク を行い、ある種の美学が一貫したコンセプチュアルな空間となっています。 図面に書けない力がありました。 「チキューのためにできること」と店名にも なっているようにメニューも環境指向の健康的で美味しい食事でした。 メンバーもすっかり気に入り、大きな空間も重なって4時間近くたっぷりと 過去から未来へと大きく楽しい建築や環境の話が出来ました。 (遠藤 謙一良)

(blog)木造建築と坂牛邸

1月13日、大学の木造建築の今期最後の講義が終了しました。 半年間計13回教えてきた事。 縄文から続く木造建築の背景と精神性。 木造文化が確立されたアジア及び日本の自然環境。 木造技術と施工環境・大工の役割。 木造とエコロジーの関係 循環型社会と木造建築 これからの社会と建築環境及び木造建築と伝えたい事を 総括しました。 大きく変化する社会の中で建築の取り巻く状況も変化しています。 建築は建築学の中にありますが、人間を考える人文科学、自然科学と あらゆる学問が集大成されます。 不確定な日本人だからこそテーマの本質を捉える豊かな創造力と 心が大切な事を伝えていく幅広い構成の内容で進めましたが、 趣旨が伝わった事を願います。 夜は、坂牛邸で開催された北大角教授による 「建築学田上義也の世界」のセミナーでしたが、 北海道新聞に掲載して頂いた事もあり、 50人を超える参加者となり満員の内にセミナーが進みました。 札幌からも多く参加頂き、セミナー後は 見学会も行われ、改めて一般の方々の 歴史に対する関心の高さを知る事となりました。 (遠藤 謙一良)

(news)worksを更新しました。-「スパイラルハウス」「ニセコIアパートメント」「Sロッジ Renovation」

worksに新しい建物を3件更新しました。   トップ >> Works 建築実績 >>Residence 住宅 >> スパイラルハウス https://www.endo-aa.net/works/re/spy.html 三層の吹き抜けを螺旋階段が貫く、三階建ての鉄骨住宅。 二階の大きなワンルームのLDKは、人通りの多い前面道路に対しフロストガラスのスクリーンで視線を遮り、柔らかな光の環境を作っています。 トップ >> Works 建築実績 >>Architecture 住宅以外の建築 >> ニセコIアパートメント https://www.endo-aa.net/works/ar/nisekoi.html 地形によって形作られた前面道路の曲面に沿って同心円で湾曲した共同住宅。 道路に対するアピールとプライバシーの両立を目指し、ルーバーと庇のデザインにより奥行き感のあるファサードデザインとしました。 トップ >> Works 建築実績 >>Interrior,Reform インテリア・リフォーム >> Sロッジ Renovation https://www.endo-aa.net/works/in/renovation.html 木造ロッジの改修・インテリアデザイン。既存内装をスケルトン化し、開放感ある共用部分とゆったりとした個室部分を再構築しています。

(blog)木造の原点 伊勢神宮

2009年がスタートしました。 あけましておめでとうございます。 新年を迎え、日本建築の原点の1つであります伊勢神宮について記します。 大学で木造建築を教えている事もあり日本の木造建築について歴史的な視点でも調べ 数年前伊勢神宮を訪れました。 内宮・外宮がありますが両方とも圧倒的な杜の世界です。 杉や桧の巨木が立ち並ぶ中に五十鈴川が流れ、 奥深くに特徴的な掘立て柱に持ち上げられた茅葺きの唯一神明造の 簡素で力強い正殿が建っている。 もっとも全景は木塀に遮られ、全てをみることができません。 今から1300年以上も前に建てられ、それ以来20年に一度、 全く新しく建て替える式年遷宮で再生を繰り返し、 古くからの伝統を常に新しく再生して伝え続けています。 縄文から続く柱を地面から突き上げる形にこだわり、 森の生命力と呼応し大きな屋根が持ち上げられる。 自然と環境と一体となる壁のない屋根で領域をつくり、 清らかで瑞々しい浄の思考。 そこには五感を研ぎ澄ましてきた日本人の空間の原点があります。 木造は森、そして生命力溢れる日本の環境が創り上げた事がわかります。 再生可能な木造に確かな技術と思考を持つ事で木造のこれからの可能性を考えたいと思います。 (遠藤 謙一良)

(blog)2008年 WORKS

2008年は公私共に様々な仕事がありました。 仕事では、帯広・旭川・ニセコ・小樽・札幌と広いエリアで仕事をすることができました。 住宅では宮ヶ丘スパイラルコートで周辺環境から考えた中庭を廻り3層にわたって回遊する プランを考えましたが、中庭を通して小さな空間が繋がり、生活を通して、一日あるいは1年の 時間の中で感じる時空間を設計する事が主なテーマとなりました。光や風景がやわらかく変化する 中庭を巡り、視覚をはじめ五感で感じる質に、時間が重なる事でその家のあるいはその空間に圧倒的で 独特の密度と質感が人々に身体的に感じ共通する世界。 青葉町の家でも1人の人間が光や庭の風景に心地良さを感じながらいかに充実して快適に生活できるかを 精神と空間の関係で考えました。 傾斜する大きな屋根型の天井に覆われた一つ屋根のもとで、用途として必要な室が半階ごとスキップして 繋がりつつ、障子や室内で時に開かれ時に閉ざされる空間です。 これは1人の住む人にとって季節や天候・時間によって感じられる心の変化と空間の関係が大切と考えたからです。 日中の開放的な時間からプライベートな個の空間へと変化します。 大きな屋根が様々な状況を受け止め、安心感の中に家として強いアイデンティティーと質感を 時空間として感じられる家を目指しました。 2作品に共通する事は、建築を構成する形である屋根や壁によって光や環境として最良の位置を考え、 最も大切な事は人間が空間を1日あるいは1年の時間の中で感じ蓄積される事が当たり前の事ですが、 快適であったり、自分自身の一部として家を感じる事とそれがある確かな密度と質を伴った空間になる事を考える事でした。 歯科クリニックも4件竣工しました。 いつも心掛けている事は、機能性が高く将来に渡る、メンテナンス性の良さを持ち、なによりも来院される方々に、 快適で魅力的な空間を創る事です。 クリニックとしての品性を備えた中でいかに人々に響く場所性を持った空間を創るかが、結果として大切なテーマとなりました。 また所属する日本建築家協会北海道支部幹事長として、全国大会の東北大会への参加やまとめ、札幌以外の各地区メンバーの 作品発表会の企画。また、次代を荷う若手JIA建築家の意見交換会の企画、他に日本建築学会との共同企画セミナーの開催、支部総会、定例会の運営と手塚貴晴氏のフォーラムの司会、年末には環境コンペの企画実施を実行、地域間との格差を縮め、特に若手との交流会を含め全メンバーに有意義な日本建築家協会を目指して私なりに活動しました。 私的には日本建築学会の作品選考委員として現地審査や作品選考に参加させて頂き、 作品の本質を考え評価する難しさと意義を考えた大切な機会でした。 また、小樽の坂牛邸の保存活動をスタートし、NPO小樽ワークスの活動を多くの方々とスタートし、 清掃、雪囲い、駒木先生による建物調査や会則の製作、勉強会、ミーティング、角先生による 「建築家田上義也の世界」のセミナーなど、建築文化の保存の難しさと参加する人々と共有する楽しさなど 新鮮で新しい力を感じる有意義な1年でした。 6月のサミット、年末のアメリカに端を発し、自動車等の製造業、建設業と大きな経済不安が起きています。 とりあえず消費主導型のアメリカ型の体制が難しく、一方で自然の環境を考慮し生かした建築が大切な事は十分理解できます。 私も環境セミナーや技術力をつけ、冒頭に記しました建築空間としての場所性と地域性を回復し、人々にとって全身を使った、 感じる日本人が長い年月で培った質感高い空間をつくり、環境的視点と確かな尺度を持つ事が2009年からのテーマです。 それでは良いお年をお迎え下さいませ。 (遠藤 謙一良)

(blog)小樽坂牛邸再生・保存~NPO小樽ワークスの1年を振り返る

2年半前に小樽の坂牛邸(1927年建築家田上義也設計)をケーキを中心としたカフェにする企画をまとめる依頼がきまして、数ヶ月でまとめあげましたが同時に建築も現状保存が希望で店舗の収支で坂牛邸を保存するのは無理と判断しました。 よくよくお話しを伺うと坂牛家としては何かと坂牛邸を保存する方法を数年模索しており、カフェもその中の1つの可能性でした。 その後、何社かの食に関わる企業が見学したり建築関連の財団が訪ねたりと様々なお話しの中で1企業に委ねるある種の気軽さと危険性も見えてきました。 半年以上関わった中で景観的美しさも十分理解しここで安易な選択をする事は当面保存できても数年で跡形もなく解体される事を想像できました。 このプロセスの中で原形のまま保存・再生する事が坂牛邸や景観、しいては小樽市にとって最も良い選択であるという考えに至りました。 具体的に保存を考える中で保存実績のあった東田さんと出会い1年半位前からNPOの立ち上げを計画し、個人の力で再生・保存する事を模索してきました。 その間、坂牛家の方々と十分お話し合いを重ね、ご理解いただきました。 2008年5月14日に小樽運河プラザで「これからの坂牛邸を考える」フォーラムを100人を超える参加者の中で開催しました。 その後「NPO小樽ワークス」を立ち上げ参加メンバーを募集しながら月2~3回のミーティングを重ね坂牛邸の清掃・雪囲い・除雪を行い、また駒木先生による実測調査、また角先生による「建築家田上義也の世界1・2・3」のセミナーやNPOやコミュニティレストランについてのセミナーを企画運営していました。 12月にはNPOの会則もできあがり2009年から活動していく基礎が試行錯誤の中から見えてきました。 2009年1月13日(火)には角先生による最後の「建築家田上義也の世界 3 」が19時から坂牛邸で開催されますので興味のある方は気軽に参加下さい。 また2月15日前後に全道で建築保存再生しているNPOメンバーのフォーラムを小樽で企画しております。 1年を振り返りますと建築文化の大切さや良さを望みました。 理解している人達と出会い、また共に活動できた事が新鮮で貴重な時間でした。 メンバーを含め協力いただいた多くの方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。 北海道の基幹産業は今や農業を除いて観光が一位となりました。 現在、海外から年間700万人の旅行者がいますが2020年には2000万人と今の3倍の旅行者を予想しています。 小樽には幸い近代の歴史的建造物が日本でも有数に残る街です。 今は寿司とガラスと運河の3点の点でステレオ化したイメージで観光のポイントとしていますが、 旅行者のリピーターや海外で本物の都市を見てきた人々には薄っぺらく魅力的でありません。 歴史的建造物を生かし、過去と現在と未来の時間軸をしっかり感じる都市環境が求められており必要とされます。 その為には有形無形の文化を見直し安易に商業化しない本質的な小樽の魅力を考える良い時期にいていると思います。 NPO小樽ワークスでその一端を荷いたいと夢見て活動しております。 (遠藤 謙一良)

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