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NPO小樽ワークスの活動が北海道新聞エコ大賞で奨励賞を受賞いたしました。

NPO小樽ワークスの活動が北海道新聞エコ大賞で奨励賞を受賞いたしました。 北海道新聞エコ大賞ではエネルギーや廃棄物といったテーマが評価されがちです。一方、私達NPO小樽ワークスは、町を構成する建築を文化的な価値として再生活用することで、結果としてその建築が長く愛され、豊かな町をつくっていくことが究極のエコの一つであるという理念の下、活動を邁進しております。 今回、私達の活動がエコというテーマの中で、評価を得られましたことを、大変嬉しく思います  

週間MEMO

桜が咲きました。 中野の新井薬師の満開の桜です。3/23(日)に東京の武蔵小金井にある「江戸東京たてもの園」に立ち寄りました。 園内では「憧れのモダン住宅」展が開催され、建築家 土浦 亀城邸の1/5模型や図面が展示されていました。 模型は大きく迫力があり、家具レベルの検討ができる大きさでした。 士浦 亀城・信子夫妻は夫婦で建築家F.L.ライトに師事し、アメリカのライトのアトリエ タリアセンで学びました。 園内では6件位しかまわれず次回の楽しみとし、園内のラデン邸でカレーのランチを食べて帰りました。 上記3枚 田園調布の家 暖かい陽気の中、前川國男邸は一見伝統的な日本の三角屋根の外観ですが、アプローチは低い塀で動線が巡り玄関に入ります。流れる動線から内部の展示はコルビュジェの軸が偏芯した扉で吹抜けへの居間へつながり、ほど良く開放感あふれる木質の柔らかな空間に導かれます。 片持ちでの2階ブリッジや吹抜けの開口部は木造で構成され木造の伝統の中に新しいモダンで開放的なイメージが実現しています。スケールと光のバランスが良く大変気持ちの良い空間でした。 上記4枚 常盤台写真所

週間MEMO

白馬にて 先日、仕事で長野県白馬村を訪れました。 記憶に残る長野オリンピック開催地で長野市から車で50分位、東京から3時間半で到着しました。 温泉もありニセコと良く似た環境ですが、エリアとしてスキー場は白馬の方が多いようです。 ジャンプ台は横から見ると造形的で迫力がありました。 街並みは入り組んでいますが、自然景観に感じます。 日本で新築店舗2件目のパタゴニアショップは地中熱エネルギーを活かし、自然に錆びるコールテン鋼の外装・木板と環境に配慮した先進的な建築で内部も居心地がよかったです。 歴史的文化と同じ位環境的配慮がこれからの条件と強く感じる建築でした。   卒業制作作品選考会 3月17日北大で日本建築学会の作品選考を大学/短大・高専/高校のカテゴリーで行いました。 自然・地域再生・都市と大きく分けて3つのテーマに分類され、学生らしいエネルギーあふれる作品と向き合う時間は楽しく新鮮で大切な時間です。      環境について 私が所属しておりますNPO小樽ワークス(坂牛邸を拠点に小樽市内の歴史的建築物の保存・再生・活用を行う)の活動が第4回北海道新聞エコ大賞の奨励賞を受賞しました。歴史的建築物の保存・再生の文化活動がエコであるという評価、大変嬉しい賞です。   最近読んだ本「キロワットアワー・イズ・マネー」 ドイツのエネルギーシフトを人口減・地域経済等、多角的視点で説明し産学官民が目指した再生可能エネルギーと省エネ化の本です。 久々に明快なプロセスに感銘です。札幌市が目指すビジョンに近いと思います。 他に「欧州のエネルギー自立地域」パタゴニアのイヴォン・シュイナードの「レスポンシブル・カンパニー」は高いデザイン性と強い環境志向の企業理念が両立されており共鳴します。  

最近のプロジェクト

□ニセコT邸 ニセコで進めていたプロジェクトが竣工しました。建築家ジェームズ・S氏と共同で羊蹄山と畑に開かれた質感のある空間です。   □住宅 函館、札幌、小樽で春の竣工に向けて工事を進めております。   □歯科クリニック 苫小牧でProjectを進めております。

第10回武蔵野美術大学建築学科竹山実賞を受賞しました。

昨年末に募集がありました竹山実賞に応募し昨年竣工しました「ちだ歯科クリニック」で受賞する事ができました。同時にデンマークにある世界遺産のクロンボー城のランドスケープデザインで林 英理子さんも同賞を受賞しました。 1月18日に武蔵野美術大学で授賞式が行われ、竹山先生より賞状をいただきました。 竹山先生は私の師で、最も尊敬する建築家で大変嬉しい日となりました。 竹山先生とは、大学3年の時にお会いして以来、大変多くの事を学んだ大変優れた師であります。最も印象に残る事は、師事した大学院2年間に、 ・建築を創る為に最も大切な建築に関わる幅広い学問を徹底的に学んだこと(建築以外の多領域の視点から建築の本質を創造する) ・建築史家のギーディオンの言葉“Social Imagination”「ある地域の建築を文化の現象としてとらえるためには、建築家の創造性や作品だけではなく、その建築の創造性を支える社会の文化的な風土が大切であって、それはその社会の人々のイマジネーションが築き上げるものなのだ。」に竹山先生が共鳴し、「日本の中にある固有の文化、建築が文化として認められるために地域の固有性を忘れずに建築家がどのように社会のイマジネーションと対応できるのだろうか。(竹山先生の一貫した制作のテーマです。)」 竹山先生の建築を創造する一貫した思考はこれまでの私の建築活動の基準となっており、日本の固有性としての木造文化、北海道の風土に対応する高い環境的視点、また小樽での歴史的建築物保存・再生を行なうNPO小樽ワークスの活動は私なりの建築を地域文化として確立する為の実践でした。 今回の作品は、地域で確かな建築を創る内容が込められているもので、その点でも今回の受賞は感慨も一入でした。久々に竹山先生にお会いでき、また素晴らしい武蔵野美術大学の図書館・美術館をはじめ充実したキャンパスの一時は至福の時間でした。また美術館では学生の素晴らしい作品が展示されていました。今回の竹山賞を企画された皆様に心より感謝致します。

鹿追の二世帯住宅

12月の上旬、道東の鹿追に酪農家の二世帯住宅が竣工しました。 水平に広がる敷地のロケーションを最大限に生かした、明るく光溢れる空間です。 背面から仕事場や親世帯へつながる通路を確保しています。 現在、テラスに向かったコーナーの食卓スペースにグリーンのソファベンチを製作中です。

東神楽の家

道央の東神楽町に位置する大変眺望のよい場所に、「東神楽の家」が竣工しました。 敷地を有効に利用できる食卓やテラスがあり、室内からは1、2階とも前面に広がる風景を存分に楽しめる住宅です。

東京にて・・・

東京竹中工務店東京本店ギャラリーエークワットにて「三里塚教会物語と吉村順三展」を訪れる。 光と精神が融合した美しい空間が住宅より小さな木造の中にあった。家具も最小限の部材で美しく組み上げられ、長い年月の中で建築と共に時を刻んでいる。 建築家吉村順三の建築に何ともいえぬ絶妙なスケール感、身体の次の空間のような心地良さを感じた。 吉岡徳仁-クリスタライズ展は、細胞・生命をテーマとする試み。 地球の魅力を科学の目でデザインする。 東京のカオスの中で、プリミティブなデザインが新鮮。 ターナー展 ロンドンのテートギャラリーは以前大好きな建築家ジェームズ・スターリングの作品で訪れた際見ている。 いかに光を描くか、小さなスケッチブックに詳細に描かれたドローイングは構図、プロポーションと非の打ち所がなく、想像を超える緻密さで描かれていた。天才である。   昔訪れていた大坊珈琲店が12月で閉店と聞き、立ち寄る。改めて深みの中に清涼感のある本当に美味しいコーヒーで、閉店が惜しまれる。   ニコライ・バーグマンの花店。コンセプトと作品・商品に日々の生活に大切な夢を感じた。   クリスタライズ展を含め生命力を感じるデザインが進化した都市の中で、求められている気がした。

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