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週間MEMO~明るい春がスタート~

自宅の前山もすっかり春めいて樹木の根の周りが溶け始めてきました。(根開けといいます。) 3月初めまでは入れなかった雪面が締め固まり普通の靴で白いカーペットの上を歩くように山を散歩できます。 一方、先週訪れた東京では桜が開花し、春の明るい日差しの中とても美しい風景でした。 4月よりアトリエに2人新人スタッフが加わりました。 東京より一級建築士の西川君(日大理工院卒)と、島田君(札幌市立大卒)です。 事務所も春にふさわしく、賑やかに明るい春をスタートしました。

イコロ動物病院~文脈を創造する~

イコロ動物病院 大変やさしく丁寧な先生です。時間をかけて作り上げたクリニックに多くの方が訪れ栄えることを心より願います。   ・イコロの由来 アイヌ語で宝物の意味。クライアント様とのお話し合いの中で動物は地球や家族にとってもっとも大切な宝物と考え敬意を持って治療するクリニック。 ・サインのオオカミデザイン 動物病院は犬・猫とペットが主ですが、かつて北海道に明治まで存在していたエゾオオカミに生命の大切さと、素晴らしさを感じシンボルとしました。外壁と受付に掛かるサインは院長の出身地である岐阜、多治見の工房で焼いた織部焼。手洗いも同様の織部で北海道と院長の出身地の敬意に徹底したこだわりをデザインしました。 ・建築について 1Fはアニマルクリニックで南側は明るいエリアを玄関・待合とし、内部は構造用合板でベンチも含めデザインしました。内部は二つの診療室、治療、検査、手術室、X線、入院、ホテル機能を備えた充実した最新設備の揃うクリニックです。2Fは住居で道路からは生活感があまり感じられませんが、2Fに上がると大きな南面テラスに面した開放的な居間ともうひとつのバスコートに面して3室が開放され、ロフトもある楽しい住まいです。 ・外観 1Fはスギ板張の素地仕上、2Fはガルバリウム鋼板張+木ルーバーで、海の王者クジラが浮かびます。 ・動物病院 尊い命の大切さと宝物の名とアイヌの神であったオオカミに託し、院名とサインに表し、敷地環境の最大の魅力である光、太陽を受け、ナチュラルな素材で包まれる明るい空間。院長の出身(岐阜、多治見)にこだわり、織部の陶器でサイン等をつくる。今回の計画で考えられる大切な文脈(コンテクスト)を表現の基本にすることで、しっかりと地域に根ざし、本質的で、人々から愛され、居心地の良い、活き活きとした場になる事。院長・家族が新たな治療の場、生活の場として自身と愛着を持てること。そのことがどこにもない魅力的な建築を創ることを考えます。

週間MEMO~荒谷先生講演会、近況報告~

3月24日、北海道の熱環境のパイオニア北海道大学名誉教授荒谷登先生が、日本建築家協会北海道支部より北海道の建築文化の栄誉を称えた第4回北こぶし賞の授賞式と記念講演を開催しました。 約2時間半のセミナーは、北海道から独自に学び現在の暖かい暮らしの基礎につながる技術や考えの創造について話されました。85名の参加者を迎えた盛会で司会を務め昨年からの企画と準備が素晴らしい内容で実現できました。 3月26日はプロポーザルコンペ説明会へ。 3月30日はしばらくバイトで手伝ってもらった、保刈君、山中さん、嶋さんの御苦労さん会をしました、彼らのおかげで年末から続いた忙しい時期を乗り越えられました、お疲れ様でした。 4月1日(日)は、お昼は設計したアウルコート真駒内の5周年記念祝賀会に御伺いさせて頂いき、「旅するように暮らす」をコンセプトにつくった当時の事を思い浮かべ、現在満室となり御家族を含め100人を越える盛大な会の中で、入居された方々が活き活きと人とのふれ合いの中で生活する大きな家が実現した事を感慨し、スピーチをさせて頂きました。 午後からは千歳で本日開院のイコロ動物病院と同じく本日開院の室蘭のアクア矯正歯科へ御挨拶へ伺い、しばしお話をして戻りました。 イコロ動物病院の山田先生ご夫妻は何度も遠藤建築アトリエのオープンハウスに来ていただいた方で、きさくで経験豊富であり大変まじめに動物治療を考えておられる方です。 アクア矯正歯科の藤井先生は長く室蘭の日鋼記念病院で矯正歯科をされていた矯正専門の歯科医師です。室蘭・伊達エリアで唯一の最新設備の大型CTを導入しています。

2012年メディア掲載情報

建築ジャーナル2013年1月号 設計事務所紹介記事 Replan北海道vol.99  2012年12月28日発売号 中島公園マンションリノベーション 新建築社刊 住宅特集 2012年12月号 [特集]日本全国地域特集 真駒内土間のある家 住まいnet HOKKAIDO SUMMER&AUTUMN 2012 「土間」特集 真駒内土間のある家 商店建築社出版「Dental Clinic Design」(2012/4/1刊行) オーク歯科クリニック・上江別歯科・矯正歯科 (RIHAN 中国)2012 CONFORTABLE HOUSES マロニエ通りの家、宮の森の家、花川南 Steel-Louver HOUSE、円山スカイコートの家  

掲載情報・・・dental clinic design (商店建築社 2012/4/1刊行)

商店建築社出版の「Dental Clinic Design」(2012/4/1刊行)に オーク歯科クリニック 上江別歯科・矯正歯科 が掲載されました。 デザイン性が高いクリニックがたくさん掲載されたハードカバーのきれいな本です。 設計の考え方やコンセプトなど、歯科をお考えの方にはとても参考になる内容です。 ご興味のある方はお買い求め下さいませ。

週間MEMO

3月16日日本建築家協会北海道支部主催、ABC商会後援で建築家によるセミナーをSTVホールで開催いたしました。 講演の建築家は、国内のみならず世界に名が知れた坂茂氏、最近作では新ポンピドーセンターを手掛けたり、東北大震災支援を含めた幅広い社会活動に文化大臣賞を受賞されています。 「作品作りと社会貢献の両立をめざして」をテーマに建築家としてさまざまな状況で活動されており、建築家として社会にその能力を最大限活かす生き方に触れ、その姿勢に共感しました。 特に依頼を待つだけではなく、自分達で仕事(ボランティアなども多く含む)を創り出す行動力は印象的でした。講演後の2次会でも気さくで謙虚な姿勢の中に強い志を感じ、人物としてのスケールの大きさに好感を持ちました。 現代に生きる、信念を持つ「侍」に触れ、会の司会をさせていただきながら多くを学ばせていただきました。 写真は坂茂さんHPより 私たちの現場の方は室蘭のアクア矯正歯科がほぼでき上がり、4月1日OPENに向け準備中です。 遠藤謙一良

週間MEMO~イコロ動物病院~

3月も中盤を過ぎ、千歳市のイコロ動物病院がほぼできあがりました。 引渡し時には建築家の仕事にあこがれる可愛らしい6歳の娘さんから「竣工のお礼の手紙」を受け取り感激でした。 3月5日から道都大学3年生の本間さんがオープンデスクでアトリエに勉強にきており、住宅の図面作成・模型・現場見学とおよそ2週間研修しました。忙しい時期ゆえ実務の手伝いも含め忙しくお手伝いしてもらいましたが良い経験になると良いと思います。 3月15日夜は4年生のときに設計課題を指導担当した北海学園大学の米田研究室の学生の卒業設計作品展の発表会が、札幌のギャラリー「創」で行われ、参加しました。 いずれの作品も現代社会の諸問題・環境に対して建築的提案が行われ、学生らしいストレートな内容で良い内容でした。これからが本当の社会のスタートライン、学生時代に持った純粋な初心を持ち続け、厳しいこの時代ですが前向きに進んでいって欲しいです。

イコロ動物病院内覧会終了しました

先日オーナ様のご好意で行わせていただきましたイコロ動物病院内覧会が無事終了致しました 千歳での内覧でしたが遠路お越しいただきましてありがとうございました。 尚、クリニック開院前日の3月31日(日)にオーナー様によるクリニックのみの内覧会が行われますのでご都合宜しい方はお越しくださいませ。 建築をご覧頂くだけでなく、ペットの飼い主の方も先生のお人柄に触れる機会、ぜひお越し下さいませ。 本当に動物の事を第一に考えた、素晴らしい先生のクリニックを設計させていただき感謝です。 イコロ動物病院twitter

メキシコ・アメリカ建築ツアー(4)

建築家ルイスバラガンの建築は、シンプルでモダンな中に風土の確かな個性と建築として大切な本質的なものがあり、訪れて本当に良かった。 翌日、アメリカのダラスへ。空港にあるハイアットホテルにチェックインし、車で一時間位のフォートワースへ向かい建築家ルイス・カーンによる有名なキンベル美術館を訪れる。 あいにく大規模な工事中で敷地全体をみることはできなかったがコンクリート打放しとトラバーチンの外壁は荘厳でどこかギリシャ神殿を思わせる美しさです。 内部はコンクリート打放と木板で外より柔らかな構成で天井はコンクリート打放しのサイクロイドヴォールトが連続しています。 スカイライトによる最上部からの光は曲面天井全体に光が拡がり計算されつくした仕組みやディテールに深く感心しました。やはり、ルイス・カーンは素晴らしいと思いました。 翌日キンベル美術館に隣接する建築家安藤忠雄によるフォートワース美術館へスケール大きく水面のランドスケープが心地良かったですが、水面に浮かぶファサードはアプローチから見る事ができず、 内部の構成も美術空間として水面の環境を生かされておらず消化不良を感じました。

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