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メキシコ・アメリカ 建築ツアー(3)

メキシコ・バラガンのサンクリストバルのあとメキシコ国立人類学博物館を訪れる。 1964年に建築家ペドロ・ラミレス・バスケスによって設計され開館した。一本の柱で大きな中庭にかかる大屋根を支持するスケールの大きな壮大な空間だ。大地と緑と空のモチーフで古さを感じない優れたデザイン。 訪れたティオティワカン・アステカ・オアハカ・マヤ文明の展示を訪れ、古代にはるかアジアからアラスカを経由して移動した歴史をジオラマでみて心打たれた。アジアより厳しい環境を生きぬいた中で、太陽や地球の摂理と対話する文化が育まれ、各文明に至ったように実感した。スペインに侵略された後でも建築家バラガンやレゴレッタの作品の中には大地と対話する深い文化が生きていることがわかった。

千歳イコロ動物病院の内覧会のお知らせです

各位 様 2012/3/17(土)18(日)千歳市稲穂の動物病院併用住宅の内覧会のお知らせです。(添付資料ご確認願います) この度、オーナー様のご厚意により、4月1日の開院のイコロ動物病院の内覧会を行います。外壁に一部曲面を取り入れ横長の黒い躯体がナチュラルな1階の板の上に浮かぶ構成です。 内部は構造用合板を一部表しとし家具をつくり、グリーンをモチーフにインテリアを造っています。 [イコロ動物病院]という名称で、家族にとって大切な宝物を意味します。 1階はクリニックで外壁を杉板表しのナチュラルな表現としてインテリアも木を基調とし、光が心地良くアットホームなクリニックです。 2階はテラスを介してプライバシーを守りながら南の光を取り入れた明るく開放的な空間を実現しております。 短い期間ではありますが、お気軽にお越しいただけましたら幸いです。 日時:2012年3月17日(土)・18日(日)10:00~15:00 場所:千歳市稲穂4丁目6番9 どうぞ宜しくお願い致します。

週間MEMO~千歳・室蘭・ニセコ~

千歳ですすめている動物病院が4月1日の開院に向けて現場をすすめています。外壁に一部曲面を取り入れ横長の黒い躯体がナチュラルな1階の板の上に浮かぶ構成です。内部は構造用合板を一部表しとし家具をつくり、グリーンをモチーフにインテリアを造っています。[イコロ動物病院]という名称で、家族にとって大切な宝物を意味します。サインは院長の出身地の岐阜県多治見の陶芸アトリエ、アコーセラミックで焼いてもらいました。テーマカラーの緑を何度も調色し、かつてこの北海道に存在したエゾオオカミを大切な動物のシンボルとして表現しています。ペットの範疇ではないかもしれませんが、広く動物を愛する気持ちで話し合いの中で決定しました。思い入れのあるデザインです。 室蘭ではアクア矯正歯科が4月1日オープン目指して工事をすすめています。高い天井を活かし治療廻りの仕切にスチールの加工を用い、白い清潔なイメージの中で繊細で洗礼されたデザインを目指しております。サインはエレガントな中に人のやさしさを表現しています。昨年竣工したニセコのコンドミニアムの吹抜ホールに遅れていた石が張られました。空間が締りよくなりました。中は断熱がきいて大変暖かで、大きな雪害もなくはじめての冬を越せそうです。

千歳市稲穂~イコロ動物病院~

昨年秋に着工したイコロ動物病院の現場が4月の開院に向けて進んでおります。 2週間後の竣工が楽しみです。 同時に製作を進めていた外壁と屋内に取り付ける多治見焼のサインも完成しました。 織部を基本とした深い緑がとても美しく味のあるサインとなりました。

メキシコ・アメリカ建築の旅 ②

    旅の2日目はメキシコの建築家ルイス・バラガン(1902~1988)の作品を日本人ガイド竹下さんの案内で最初にカトリックの世界で三大奇跡のひとつとされるマリアが描かれた奇跡のマントが安置されるグアダルーペ教会へ。建築はメキシコを代表する建築亜ペドロ・ラミレス・バスケスによる吊り構造の建築です。 次にドゥラルパンの礼拝堂を訪れました。 バラガンが私財を投じた空間は午前中ステンドガラスで黄金の光に教会全体が包まれ、祭壇に向かって左側からもスリットで斜めに光が差し込み、光を受けているはずの十字架がサイドの光で図像として浮かび上がり、言葉が出ないほど美しく、柔らかく、それでいて神聖な、すばらしい空間でした。 一作目から心打たれ、次に現在世界遺産登録されたバラガン自邸を訪問。 メキシコの街中の建築はファサードが道路すれすれに建っており、そっけなく中の様子がまったくわかりません。 次に室内のプールに差し込むスリットの光で有名なギラルディ邸へ。 現在ギラルディ氏から受け継いだ方が当時のままの姿(備品まで)そのままに住まわれご好意で公開いただいた。 アプローチの黄色の光の廊下、青、赤、白の空間に光が美しく流れるプールの食堂は不思議な雰囲気の空間でした。 非日常性が強いこの空間は何なのかいろいろと考えました。 次にサテライト・シティー・タワーを通過し郊外にあるサン・クリストパルへ。 天気も小雨から快晴となり青い空が夕方にさしかかる時間に訪れた。 広大な敷地の中、住宅の後方にピンクのフレームとプールと水路からそそがれる壁で構成され右奥に馬舎が置かれている。 訪れた時は持ち主の奥様がわざわざ水路の水を流していただき、8頭位いた黒い美しい馬をつれてこられ歓迎していただいた。 さらに奥に馬術のコースもある。水面に映るピンクのフレームと樹木と青い空はなんとも美しく優雅な風景で特別の時間と空間が体験できました。長時間掛けて来たかいがありました。 メキシコシティーは青い空と水と緑の国です。 中に入ると奥に深い敷地を生かし樹木が繁る庭に大きなガラスの居間があります。 正方形の窓に形どられ家具が要所要所にバランスよく納まり高い天井で空間の一体感を感じながら静かなアトリエへ。また木の片持ち階段で音楽の空間につながっている。アトリエは黄金の床で光が反射。テーブルにはプリッカー賞のブロンズ。 食堂は窓がおさえられ照明が大切にされている。上方の光に導かれ寝室そして壁に囲われた屋上はバラガンの大切な思索の場だったという。 レベル差の中で様々な空間がつくられ光や風景をたくみに採り入れながら住まい全体が1つのハーモニーとなって共鳴しているような美しい静かな空間でした。    

メキシコ・アメリカ建築の旅 ①

2月7日から2月18日まで建築の旅に出掛けました。 天候不良の為、前日に成田入りし、シカゴ経由でメキシコシティーへ約1時間位のフライトで到着し、宿泊先のカミノレアル・メヒコへ 1968年リカルドレゴレッタ設計のホテルで45年近くたっていますが、まったく古びていないスケール感のあるホテルです。 メキシコの花の色でもあるピンクの原色のゲートスクリーンの中庭には、噴水があり時間によって波の動きや静かな霧の水面に変化します。 ロビーは、ベージュのインテリアで椅子や階段とまるで遺跡のように基段状に構成され玄関正面に壁一面の大きな絵が飾られ、中庭へ全面ガラス・反対側へ登る階段の先に一面が黄色の壁画が2m位あり、 受付ロビーとして残る一面に滝から水がそそぐバーラウンジがあり吹き抜けより光輝く空間は青色の印象的な空間で構成されています。 ロビーの天井も幾何学模様で客室は大きな緑に包まれた静かな中庭に面する素晴らしい空間構成のホテルです。  

メキシコ・アメリカ建築ツアー

2/8~2/18まで建築家の仲間とメキシコ・アメリカの究極の建築ツアーに行きます。 メキシコはルイス・バラガンの建築作品・ピラミッド (写真TOTO出版より) アメリカは ダラスのキンベル美術館(ルイスカーン) (写真a+uより) フォートワース美術館(安藤忠雄)ピッツバーグ 落水荘(FLライト) フィッシャー邸(ルイスカーン)ニューヨークでも名作の空間を楽しんで来ます。 2/19はリプランでの住宅見学会で真駒内の家をご案内致します。 宜しければ、御参加下さいませ。 遠藤謙一良

週間MEMO

室蘭市中島町にAqua矯正歯科が着工しました。 室蘭では初めての本格的な矯正歯科でビル1Fのコーナー全面ガラスを利用し柔らかでエレガントな質感を感じるサインデザインと内部空間となっております。 完全個室化され光の美しい、美を目指す治療にふさわしい空間です。4月1日開院予定です。   先日入った香港でいくつかのホテルを訪れる機会がありました。マンダリンホテル、フォーシーズン、ベニンニュラと普段味わう事のない空間を訪れました。特にホテルマリオネットは部屋を案内してもらい細やかで考えこまれたデザイン・サービスを見る事ができました。お礼にいただいたランチは美味しく、盛り付けも美しく感心しました。                                      

第4回キタコブシ賞記念講演

北海道の今回の住宅・建築の高い性能と基礎を築いた北海道大学名誉教授荒谷先生の講演会が開催されます。今回は日本建築家協会北海道支部の建築家による実績と功績を讃え第4回キタコブシ賞の受賞記念講演になります。ご興味のある方は是非お越し下さい。 北海道の環境から学んだ先生独自の環境哲学に触れる大変貴重な機会です。  

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