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小樽市・新光町の家

以前材木店でスタッフと選んだシナベニヤ張の内装がほぼ張り上がりました。 当初のラワンベニヤと質は違いますが、白さの中に柔らかさのある質感となりました。 今回は無塗装の素地で仕上とします。 梁表しの天井は無節の美しい仕上がりで、残るは外装の木仕上と住設の設置となります。 延面積は66㎡(約20坪)です。

限界現場作品展

3月10日 朝吹雪で心配でしたが、午後から札幌市立大学山田研究室の卒業制作展を、大学校内の森の中に学生の案内で見に行ってきました。石塚君、西田君、渡邊君3名がそれぞれ山の中に仮設の建築を原寸でつくった作品で約1時間山の中を巡り久々に気持ちの良い1時間でした。 テーマは3人3様でしたが、コンパネとツーバイ材とビニール等で作っており、大きい建築で幅1・8m×長さ10.4mもあり、中に滞在しても十分に楽しめる空間でした。普段、法規・安全・コスト・性能・耐久性などの条件を守っている者として、制約をほぼ外し、純粋に意図をつくる作品それぞれに「建築の力」・「場所の力」を感じました。図面や模型の多い作品の中で、ここまでやりきった3人にエールを送ります。3月19日まで設置されてますので、是非御覧下さい。

週間メモ-十勝、函館

先週十勝の鹿追町・上士幌町を訪れました。 鹿追町では8年前設計した「スカイハウス」を訪問し久々にご夫妻にお会いしました。 竣工時と変わらずにキレイに使われ、庇があるのも大きいと思いますが、特に外壁はまめにメンテされている様子でほぼ竣工時と変わりない状態でした。 土間はアウトドアライフスタイルが感じられるインテリアが良い味を出していました。 (何度目でもありますが)倉本龍彦さん設計のピュアモルトクラブにも立ち寄らせていただきました。存在感のある良い建築です。 広い大地は雪が溶け始めています。 翌日に友人の車に同乗し函館に一泊で向いました。 午前中大沼の現場に立寄り、また住宅を見学したり、 夜はスペインバスク料理店ラ・コンチャにて一時を過ごしました。 歴史的建造物を改修した満席の店内は美しい料理との相乗効果で心地良い空間となってました。 和室の天井は以前訪れた函館の相馬邸と同じ屋久杉であったと思います。 もう一軒、20軒坂の登り口でデンマークの照明〝ヴェルナーパントン〟に灯されたお店は、吹雪の中にイルミネーション・ロウソクで灯された光が大変美しい空間でした。 帰路、真狩村のはずれに、中村好文さん設計のパンのお店「BOULANGERIE JIN」に立寄り、パンを買い食い(?)しながら楽しい旅程でした。 紹介されたお店はどれも素晴らしく、昔より味のあるお店や空間が増え、奥行きある楽しい北海道となっているのを感じました。

ガレージハウス

札幌市中央区で述べ床で111㎡の住宅を計画しています。 110㎡の土地に車好きのお客様のためのガレージハウスです。 間口3.6m奥行き12.7m建物は、愛車を住宅からながめながら、そしてロフトへとスキップフロアで各スペースの床が徐々に上がっていきます。 7つのレベルが交互に重なり、居間の奥には床のようなベンチと窓台がつながります。 間口一杯の大開口ながら、柱や筋交いが眺めを阻害しないような構造を検討しています。 白い空間の中にも質感のある材料を選定し、プランも大胆に整理することでコストを押さえ明快な構成にしました。 車と向き合うシンプルで気持ちの良い家となりそうです。

藤澤心臓血管クリニック~温熱環境調査

2月19日、熱環境の専門家である札幌市立大学斉藤雅也先生(工学博士)にお願いし、昨年末竣工しました藤澤心臓血管クリニックの地中熱エネルギーと室内環境について実測調査をスタートしました。 一旦3月まで、また来年も含め継続的な調査を行い、机上のシュミレーションの環境を実際に調査し、分析の上実際の状態を確認する予定です。 建物自体も密着通気層工法の外断熱による非常に効率の高い、また安定した快適な室内環境がつくられていますので良い数値が期待できます。 地中熱ヒートポンプは株式会社日伸テクノ、外断熱は株式会社テスクのシステムを採用しています。

週間MEMO

世界一の石油埋蔵量と最先端の技術と思考で開発する発展を続けるエコプロジェクトです。 一見時代錯誤のようなプロジェクトのようですが、都市的スケールの開発にエコロジーという視点で 自然環境と共生するプロジェクトで外向きの話題性のある作品でした。 2月19日には札幌市立大の卒業制作発表会限界現場展に夜参加しました。 3人の作品展で芸術の森の中に実作をそれぞれ作り上げた作品で、 雪の森の中に浮かぶ小さな作品は小ぶりの為テントのような心地良さがある作品で、 近々森に入って身体にフィットするような空間を体験してこようと思います。 新鮮な作品展でした。NPOで共に活動している西田君の作品もあり、楽しみにしています。 興味のある方は参加して下さい。  

宮ヶ丘スパイラルコート

2月12日に住宅専門誌リプランの水廻り特集取材がありました。約2時間の準備及び撮影でした。 スパイラルコートは三角形の地形を活かし切ったプランを目標に、前面の大きな空地の将来予想(マンション等)を考慮し、2階に中庭を設けたコートハウスとしました。その中庭を中心に1階から3階へかけて360°2回転室内を歩行動線が巡るプランが特徴です。 日本の古典の庭園建築にある回遊式の考えて、開口部で切り取られる風景や光の変化を立ったり座ったりとレベルの変化を含め、楽しむ構成となっております。特に、食堂と居間には1年を通して朝から日中の直接光が射し込み、快適な環境をつくる計画となっています。次々と奥へ続くシークエンスが美しく、また2年経過して家の中に置かれた置物がより個性的で質の高い環境となっていました。 3月号に掲載される予定です。 遠藤謙一良

大沼の家

大沼の現場は例年より多い雪の中除雪をしながら事をすすめています。 函館より気温が低く空気が澄みきっています。 1階にある食卓のアルコーブは南面に配置され住宅より突出する事で 出窓の窓が東・南・西の3方の森に視界が広がる構成です。 床面より70センチ位の高さに下端があり 最大W=3.45m位の幅のFIX窓です。 窓を背にすると心地よい光と両サイドに 森が拡がる外にいるような環境となっています。 大沼の現場は例年より多い雪の中除雪をしながら事をすすめています。 函館より気温が低く空気が澄みきっています。 1階にある食卓のアルコーブは南面に配置され住宅より突出する事で 出窓の窓が東・南・西の3方の森に視界が広がる構成です。 床面より70センチ位の高さに下端があり最大W=3.45m位の幅のFIX窓です。 窓を背にすると心地よい光と両サイドに森が拡がる外にいるような環境となっています。

現場MEMO

春の竣工に向け、真駒内の住宅が進んでいます。 大きな土間のある傾斜した大屋根の中に大きなリビング・ロフトを抱え、 さらに奥に中庭やテラスが雁行しながら連続していく奥行きのあるほぼ平屋の住宅です。 目に留まる壁に木や左官やコンクリートを使い特徴のある空間をつくっています。 外観は、水平感を強調する庇が続いています。 遠藤 謙一良

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