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小樽 海を望む家

小樽市の海を望む丘の上に66㎡(約20坪)の小住宅が竣工しました。 北面に石狩湾と小樽の港を望む恵まれたロケーションで、居間から、和室から、主寝室から、キッチンから、浴室から、様々な高さの室から海を眺め楽しむ住まいです。 片流れの傾斜屋根が内部空間に反映され、吹抜上部に寝室が設けられています。 採光の南の窓と、海への眺望の北の窓は幅を合わせて開けているため、筒のように、海を見ているときは背後に山を感じ、山を見るときは背後に海を感じる意識が気持ちよく通り抜けるように考えています。 ナチュラルのインテリアの中で山と同時に海を感じます。 内装は全面シナベニヤ張としました。材料は工場へ行って規格外の中から色見の近いもの、なるべく美品をスタッフと選定しました。木のムラを柔らかく感じる優しい質感に仕上がりました。 浴室は床に埋め込まれ、目線の位置で海へと開かれています。 (endo)

雪原と雪景

ちょうど4月の今頃の時期、大地に積もった雪が雪解けで締め固められスノーシュー無しで自由に歩くことが出来ます。 夏には笹薮となり虫も多く歩くことが難しい野山を目通し良く自由に歩けるのはこの季節の楽しみの一つです。 まるで樹林の中に敷き詰められた曲面を帯びた白い床がどこまでも続くようで天気の良い日には最高です。 写真は裏山の風景と羊蹄山をニセコから眺めた残雪に輝く美しい風景です。車で移動していてもついついみとれ、立ち止まってカメラに納めてしまいます。 (endo)

真駒内の家

オープンハウスを終えた真駒内の家。 震災の影響で遅れた資材も何とか間に合い、まもなくクライアントに住まわれる事を今や遅しと待ちわびています。 この家の大きなポイントである広い土間にはデンマークMORSO社の円形でモダンな薪ストーブが設置されました。 薪ストーブは、給排気が別々で熱効率の高いクリーンバーン方式の大変美しい優れもので脚型を数種類選べる中、ユニークな3本脚タイプをクライアントと一緒に決めました。 他にもカスタマイズされた自転車が所定の場所に設置(吊られ)され、徐々にアウトドア指向のナチュラルなライフスタイルを感じる空間となってきました。 ダイニングの南面にはテラスデッキが敷かれ、モルタルの壁が内と外をつなぎ、これからつくられる外構と植栽で光と庭に開放された美しい空間がつくられます。 外部アプローチはルーバーで囲われた落ち着いた空間となります。南面の立面は水平感を強調し、大きな屋根で覆われたその中に活き活きとした変化を感じるデザインを目指しました。 スロープはテラス~土間の間を、薪やバーベキュー用品などを載せたワゴンをスムーズに運びあげる為に設けられました。 遠藤 謙一良 ↓画像をクリックで拡大表示されます。

4/2・3「真駒内の家」オープンハウスレポート

4/2・3にオーナー様の御協力を得て引渡し前に行わせていただいた「真駒内の家」オープンハウスが終了しました。 これから住宅をお考えの方、建築学科の学生さん、設計・建築関係の方など、88名の方に来ていただきました。 普段HPの写真だけでは伝えきれない空間や細かい使い勝手など、2日にわたりゆっくりと見ていただくことが出来ました。 ご来訪頂きましてありがとうございました。

4月2日・3日 札幌市南区真駒内オープンハウスのお知らせ (⇒終了しました。)

2011年4月2日・3日10:00~17:00(⇒終了しました。) 札幌市南区真駒内、竣工間近の住宅におきましてオーナー様のご厚意をいただきましてオープンハウスを行います。 おおらかに拡がった平屋の中に、薪ストーブのある大きな土間や各所に差し込まれた中庭が光や風を気持ちよく取り込む、庭と共に暮らす住宅です。 お名前、ご連絡先等を記載頂きメールをお送りいただけましたら案内図をご返信いたします。 御高覧いただけましたら幸いです。 オープンハウス、とてもたくさんの方のご来訪頂きました、ありがとうございました。 後日レポートをアップさせていただきます。 また、本年も数件のオープンハウスを予定しています。 もしご希望の方いらっしゃいましたら「オープンハウス情報希望」と記載頂き、お名前、連絡先を下記のアドレスにお送りいただけましたら、お知らせのメールを開催の近日に都度お送りさせていただきます。 endo_aa@hotmail.com

震災について

大地震が発生して18日間が経過しました。 日々伝わる情報からより詳しい内容もわかり、被災された方々の御苦労とこれからの生活が少しでも早く良い形で再生できますことを心よりお祈り申し上げます。 特に東北の海岸の街並をどのように再生するかは、街の記憶やこれまで築いてきた文化とコミュニティを将来の安全の中でどのように再生するかが問われます。 また原発は予断を許さない状況で、なによりも通常計り知れる人知を超えた目に見えない力に翻弄され、本当に難しい問題だと思います。 国民一人一人が真剣に日本の未来を考え力をあわせてもう一度美しい日本を創り上げる事が求められています。 遠藤建築アトリエそしてスタッフ一同それぞれで義援金を赤十字に送りました。 これからも微力ながら出来ることを見つけ、少しでも力になっていきたいと思います。 遠藤 謙一良

イベントのお知らせ

ご案内 ●ASJ第14回未来をのぞく住宅展 [時間]3月12日(土)11:00-18:00 3月13日(日)11:00-18:00 [場所]サッポロファクトリーホール 札幌市中央区北2条東3丁目 ⇒終了いたしました。 ※●ASJ第12回アカデミー会員限定セミナー 3月19日(土)13:00-15:30に開催予定でしたASJ旭川カンディハウスイベントは、 東北太平洋沖地震の影響を鑑み、中止となりました。 ※●LIV for You 建築家~ニバル2011 3月26日27日に開催予定でしたLIV for You 建築家~ニバル2011は、 東北太平洋沖地震の影響を鑑み、延期となりました。 延期日程は5月下旬の予定です。詳しい日程は建築家プラザLIVのHPをご覧下さい。 両イベント、楽しみにしていただいたお客様にお詫び申し上げます。

東北地方太平洋沖地震について

この度の東北地方太平洋沖地震は、過去最大規模のM9.0・20m級の津波・原発事故と想像を超える災害が重なり、未曾有の被害が発生しており言葉で表現できない惨事となりました。 想像できないほどあまりに規模が大きく、予断を許さない現状が続きます。 亡くなられた方々に謹んで追悼の意を表し、不明者の一人でも多くのご無事、また被災された方々の健康と一日も早い復興を願い、遠藤建築アトリエスタッフ一同、微力ではありますが、今被災地外から出来ること、考えて行動していきます。 遠藤建築アトリエ 遠藤謙一良 スタッフ一同

現場MEMO 札幌真駒内の家

内装が進められており、居室から続く食堂のeye stopのモルタル壁の下塗が出来上がりました。 ステンレス目地が内外のテラスに続く構成で左官屋さんに仕上げのテクスチャーを現場で打合せし、3つのサンプルをつくってもらう事にしました。 砂・骨材をしっかりと感じる仕上げが良いかと思っております。 階段はカバ材の無垢材が美しく空中に浮いたデザインでしばらく材の美しさに現場で見入ってしまいました。 モルタルの壁は土間のコンクリートの壁と端々で対峠する少々ワイルドでナチュラルなクライアントのライフスタイルにほど良い質感と思っております。

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