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植田邸を見る

4月末に伊達に建てた友人建築家植田暁氏の自邸を見学させていただいきました。敷地を丁寧に読み取り、リバーサイドに配置された正方形の平屋でした。素地の木板の4つの立面に正方形の開口部が一つずつ開口され、外部と関係が作られています。 一見素性が抑えられた姿は内部で曲面の中庭に開かれ、光溢れる明るく自由でゆるやかに領域化された内部空間が展開されていました。 時間を掛けて練り上げられた家具、各エレメントやディテールの密度がシンプルな建築に固有な力・存在感をつくっていると感じ、久々に心に強く残る印象的で質の高い建築でした。 遠藤謙一良

地中熱ヒートポンプ+RC外断熱

昨年竣工しました、小樽の藤澤心臓血管クリニックの熱の測定を協力を受け、行って頂いています。 今年の冬にもう一度データをとってまとめたいと思いますが、まずは一年目の冬のランニングコストがわかりました。 建築は延床面積839.99㎡(254.10坪) ロードヒーティング面積232.00㎡(70.18坪) 冷暖房とロードヒーティング面積のほぼ全てを地中熱ヒートポンプでまかなっており、その稼動のためのエネルギーとして電気を使っていますが、その電気使用料が11月から3月の月平均で37600円という数値でした。設計時の想定計算値より低く、840㎡と言う規模にもかかわらず一般住宅とそれほど変わらない数字で、改めてその効果を実感する素晴らしい内容でした。これからも引き続きデータを集めご報告したいと思ってます。 遠藤謙一良

オープンハウス 終了のお知らせ

先日5月14日、15日に小樽で開催致しましたオープンハウスに 多数のご来場頂きまして誠にありがとうございました。 2日目は午前中曇天模様でしたが、次第に天気も良くなり、 午後からは快晴の中、行う事が出来ましてとても良かったと思います。 1日目以上に多数の方々にご来場頂きまして心より感謝致します。 まずは写真にて取り急ぎご報告させていただきます。

オープンハウス 1日目終了

本日よりオープンハウスが始まりました。 悪天候にも関わらず、大勢の方に足を運んで頂きまして、 心より感謝いたします。 明日は2日目となります。 現在の予報では天気が良いみたいなので、 より心地良い空間で海を望む事ができるのではないかと期待しています。 詳細はこちらまでお願いします。 それでは明日皆様のお越しを心よりお待ちしています。

5月14日(土)・15日(日) 小樽・海を望む小さな家 オープンハウスのお知らせ

オーナー様のご厚意をいただきまして、小樽市の海を望む小さな住宅のオープンハウスを行います。 北面に石狩湾と小樽の港を望む恵まれたロケーションで、全ての高さの室から海を眺め楽しむ、気持ちの良い小さな住まいです。 片流れの傾斜屋根が内部空間に反映され、吹抜上部には寝室が設けられています。 採光の南の窓と、海への眺望の北の窓は幅を合わせて開けているため、筒のように、海を見ているときは背後に山を感じ、山を見るときは背後に海を感じる意識が気持ちよく通り抜けるように考えています。ナチュラルなインテリアの中で山と同時に海を感じます。 内装は全面シナベニヤ張とし、材料は工場で規格外の中から色見の近いもの、美品を選定しました。木のムラを柔らかく感じる優しい質感に仕上がりました。 是非御高覧いただけましたら幸いです。 日時:2011年5月14日(土)・15日(日) 9:00~19:00 ⇒⇒⇒終了しました。たくさんのご来訪ありがとうございました。 (昼間は小樽の町並みが見え、暗くなると夜景へと変わります。)

家具デザイナー 中村昇

4月13-24日ギャラリー創(札幌)で家具デザイナー 中村昇の展覧会が開催されました。 私は中村氏のファンで自宅やアトリエでラベンダーのソファや椅子を愛用しています。座ってみると包み込まれるような程よいクッションが私の体にフィットし、アームの位置も最適で一日の一時、計1~2時間をゆっくりと座って過ごしています。また、単体で置いても側面から背面からの姿も美しく、住宅や施設で採用してきました。 今回中村氏とお話しし、スウェーデン・イケヤ時代にデザインしたPOEMが昨年世界で124万脚(1万円/台とすると124億円!?)売れているお話を伺い驚きました。スウェーデン修行時代のスケッチブックを観て、厖大な量と正確で繰り返されるスケッチに創造力が形になる圧倒的なプロセスがある事を知り納得しました。いつも控えめで優しいですが、創造者としての情熱を強く改めて感じる時間でした。中村さんはすごい!

cafe project

cafe project検討案です。 北海道の自然・文化と共鳴するストーリーのコンセプトです。 (北海道の文脈を巡ります)

アトリエ・インディゴ

アトリエインディゴは私の師である建築家竹山実が1976年に建てた自身のアトリエです。アトリエは、西側の道路面に開口部をなくした黒い曲面の閉じた空間で、曲面の外壁の内側は白く塗られた中庭となっており、開く壁で春から秋にかけて開放されました。 東側は当初大きな芝の庭(560㎡.170坪)に、幅8.8m×高さ3.8mのガラスの開口部で開かれ西側のスカイライト以外唯一にして最も印象的な空間をつくる構成となっています。シングルガラスですが、外の変化と光を受けとめる空間は、終日美しく寒い空間でしたが、北海道のダイナミズムを感じる大切な時空間でした。外観の周辺環境との関係と、表現や敷地内で完結された空間の質の高さ、コンクリートと板による素材感、外皮の黒は氏の強い意志と四季の中ででの確かな存在感を表し、また刻々と変わる光の風景を受けとめる空間のバランスの良さ・心地良さがアトリエインディゴの空間にありました。 主構造はRC造で、4本の柱で天井高3mから3.8mの東に開いた気持ちの良い大きなアトリエです。アトリエの家具は可動式で、展覧会やイベント・演劇など多目的に利用される創造的な空間を目指して創られました。私自身9年間インディゴで過ごし、大きな影響を身をもって受けています。 アトリエの魅力にひかれ、劇団・アトリエと利用され、今回はいくつかのショップ、カフェ・イベントも行われる空間として「円山インディゴ」という名で生まれ変わりました。私も一度是非行ってみたいと思います。

江別で歯科医院を計画中です。

江別でクリニックの設計をしています。 無垢の登り梁の屋根が13mと6mで折れ曲がり、 そこにできた開口部から朝と午後の光を内部空間に取り入れる光が美しいクリニックの計画です。 内部は合板や木材を多用し、治療ユニットに座ると天井の美しさが感じられます。 敷地の大きさを活かし樹木や美しい庭に囲まれた緑溢れるアットホームな田園の中のクリニックを目指し、外観・アプローチ・待合など従来にないクリニックとなりそうです。

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