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高校生デザインコンクール

10月13日に10:30~15:00まで北海道新聞の高校生デザインコンクールの審査会に出席しました。 全道の工業高校より全63点が応募され、岩見沢農業高校の実験棟がテーマでしたが、地域性を表現したり、 学校のもつ特徴性、エコロジー的視点、ダイナミックな空間表現、半外部空間の提案など自由で伸び伸びとした表現に触れました。 コンセプトの内容の良さと、その内容が形や空間に反映されている案が上位に選ばれ、来年実施設計みまとめられ実現します。 遠藤 謙一良

建築家 中村 勉

先日物林主催の建築家中村勉氏のセミナーに参加しました。 セミナーの時間の7割を地球環境の現状と人間生活による様々な現状と問題点について、 詳細で幅広い領域からデータを示し(エネルギー、CO2、人口、etc.) 今から未来に向けて考える建築・住宅・都市の姿を大変わかりやすく説明していました。 私自身日々の仕事の中で様々な仕事を進めており、 利用者である人間が中心の視点で建築をつくっており、 機能的で快適で美しくと常に考え続けていますが、 その条件の一つとして環境的視点による条件をしっかり備えたものを創る事が 当たり前とする事が、まずはクリアする事と強く理解しました。 大変素晴らしいセミナーでした。 遠藤 謙一良

週間MEMO

釧路のオーク歯科クリニックの現場が追い込みに入っています。 コンセプトは「釧路の自然豊かな風土と自然体で向き合う空間」 木やタイル・金属と材木や土や鉱物につながる素材のシンプルな力で空間を構成し、 オーク歯科クリニックが目指す地域に根ざした施設にふさわしく時間の経過の中で環境に融合する事を考えました。

週間メモ

大沼の現場も樹木の伐採も終了し、いよいよ基礎工事がスタートしました。 現場での伐採した樹木は暖房用の薪として2-3年分ストックされました。 土地の水はけも良く、アプローチや電気の供給・雨水処理を検討しました。 9月19日は坂牛邸で秋の庭整備と清掃を8人のメンバーで行いました。 昨年の春に片付けた草が堆肥となり、庭にまいたり、枝を整え、隣地との見えがかりを 調整しました。 札幌の北栄教会は外礎の仕上げに入り、銅版の一文字葺きも終了し、光に輝いています。 内部も仕上げとなり、月末には足場もとれます。 遠藤 謙一良

大沼の家・エコデザインセミナー

七飯町大沼で住宅がスタートしました。 ↑造成前 ↑地鎮祭時 ↑地鎮祭1週間後 2年前に敷地調査に入りレベル実測し樹木が立ち並ぶ傾斜する約1000坪の敷地の中で最適な場所を選定しました。 ポイントはなるべく道路から離れ四方ブナを含めた豊かな森に囲まれているイメージを生かしまた敷地内までのアクセスが車路としても雪も考慮して可能な環境の選定です。 丁度都合の良い高台の平地が林の中予想され、また敷地のほぼ中心に大木があったので、その大木を室内から感じられる場所を住まいとして計画しました。 先日地鎮祭を取り行いそれに先だち樹木を3度に渡り伐採しました。 ブナも自生しており、なるべく残そうとしましたが、駒ケ岳の火山灰で樹の根が浅い為、安全を考慮して2度目の伐採を行い、先日再度現地確認し、室内からの景観を考慮し、3度目の伐採を行いました。 海外から永住の地として選ばれた敷地からは、徒歩5~10分で湖畔に行ける自然景観が素晴らしい環境で森の中で日々の生活がゆったりと楽しめるLiving、Dining、Kitchinと書斎がそれぞれ森の空間に対峙したモノトーンの森の中のモダンな住いです。 2011年春竣工予定です。 エコデザインはある工務店の事業プロジェクトに参加し、エコとデザインについて先日お話しする機会を得ました。 パワーポイントでまとめ自分なりに現代の環境的課題と建築の課題について考え化石燃料に頼らない技術を建築全体で考え直す事と縄文より続く循環型のエコロジカルな思想をもう一度学び、特にに自然や森に対する深い精神性に基づく建築文化を再度現代の中で確立する必用がある事をお話ししました。 技術と文化の融合に高いデザイン性と創造力が必要であり、特に北海道では、観光産業を基幹産業とする以上、自然環境や資源と街並や都市・地域のもつ有形無形の美しく確かな文化が地域の魅力を形成する事と考えます。 世界の中でも洗練された自然感を最新の高い技術でエコがベースになる事で住民にとっても旅行者にとっても快適で未来を感じる”場所”になると思います。 もう1人富良野自然塾のフィールドディレクター齋藤典世氏が富良野自然塾でのゴルフ場から森への再生の活動と地球について環境問題を共に考えるセミナーをされ、深い内容に魅了されました。 遠藤 謙一良

定山渓SKYHOUSE竣工写真撮影

お盆前後の天気の良い日に、いつもお願いしている建築写真家の安達治さんに、春に竣工した「定山渓SKYHOUSE」の竣工写真を撮影していただきました。 後日worksにUPします。 天候と周辺環境を生かし、広がり・水平感・光の深み、今回も素晴らしく撮っていただきました。

箱館奉行所・佐田邸

先週(8/18)函館で今年竣工した箱館奉行所を見学しました。 1864年に竣工しわずか7年で解体された建築の再現です。 形や平面・仕上げは資料・写真・文献・古図面をもとに忠実に再現されました。 平面は日本各地に残る同類の施設に良く似ています。 柱・梁はヒバ材が使われ内壁は土壁で仕上られており素材そのものの材力のもつ 生命力や自然感が気持ち良く改めて日本建築の持つ繊細で美しい空間に感心した一時でした。 時代をつくった地域にとって主要な建築が再生する事は大変意義のあることと思います。 また午後から地元の方のご好意で建築家田上義也設計の佐田邸(1928年竣工)を見学する機会がありました。 函館の元町に現存し、東南の庭に面して八角形の応接室があり、 サッシュの窓割りに田上らしい意匠が展開されています。 L型のプランで食堂や和室は高台の位置より当時海を望む構成として工夫されています。 残念ながら今は海側に建物が建ち海を望めませんが、 近景の庭と遠景の海を巧みに取り入れたテーマをしっかりもった歴史的建造物でした。 玄関までのアプローチは庭の中を歩く緑あふれる美しい空間でした。 外観は小樽の坂牛邸と共通する寄棟が屋根型が特徴的でスケール感のある価値ある建築でした。 当日は市立大の山田先生一家も合流し楽しい一時でした。

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